冬コミの通販のご案内です。

 ガッチャマンのファンフィク(小説)を書きました。「模倣する者たち」。家露さんのイラスト付きです。配布メディアはCD-Rで配布価格は300円、印刷イメージの pdf形式での配布です。家露さんによる内容紹介はこちら

 通販は、家露さんのサイトから申し込んで下さい。通販方法はこちら

 A5、2段組で、イラスト込み149ページの小説です。製本に出していたら、1000円以下ではできなかったと思います。お求めやすい価格にするため、電子出版にしました。Adobe Readerやその他のPDFビューアで読めます。CD-Rには、クリスマスフィクのPDF版と、メイキングがおまけで入ってます。

 内容は、忍者隊の代わりに国連軍がギャラクターを撃退する特殊部隊を作り、その影響はISOにも南部博士にも忍者隊にも及んでいく。南部は、軍が何をどうやったのか調べようとする。同時に、南部暗殺計画が進んでいた……。
 というものです。あんまり詳しく書くとネタバレするので書けません。ジャンルとしては、サスペンス&アクション、BL要素はありません。筆者が南部博士のファンなので、南部博士本になってます。諸君もちゃんと活躍します。オリキャラ数名登場します。
 内容をB5の紙に両面印刷してホチキス綴じしたものも、内容見本として用意しております。ご希望の方は、個別にご相談ください。



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このエントリーは 2011/1/8(土曜日)-16:32 に、カテゴリー ファンフィクなどに投稿されました。 RSS 2.0 feedを用いて応答を追跡できます。 You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

13 個のコメントがあります


  1. TS on 2011/10/5(水曜日) 19:20

     作者は実に才豊かなエンターテイナーである。

     この小説のキャッチ・コピーに
    「スリル!謎!アクション!ロマンス?」とあるが、
    私は最後の「ロマンス」にも「!」を付けたい。

     この四つはヒットする小説、映画、ドラマ等に
    欠かせない要素である。

     上質のエンターテイメント作品に必要な要素を
    全て網羅しているのだ、この作品は。

     科学忍者隊ガッチャマンを良く知らない方でも
    実に面白く読める作品に仕上がっている。
    (私はこの作品をアニメ・実写でも観たいです^^)

     百聞は一見にしかず、
    このサイトに来られたということは、
    あなたもガッチャマン(南部博士)に興味がお有に成るのですね^^。

     是非、この作品を手に取って下さい。
    お奨めです!

     南部博士はオフィスやラボに閉じこもっている青白き天才科学者では無いと知ってあなたは新鮮な驚きを覚えるでしょう。
    彼の天才ぶりに拍手を送り、彼が危機に陥った時には手に汗を握りどうなるのかとページを繰る手をとめられなくなる。
    そして素敵なロマンス!

     おっとと、これ以上はネタ・バレですね、自重、自重^^。

    一旦送信

  2. TS on 2011/10/5(水曜日) 19:37

     以下、ネタ・バレの恐れが有るので、
    未読の方は回れ右してお戻りに成った方が宜しいかと
    存じます(^ ^)。
    (てか ネタ・バレしまくりだぜ!スマソ)

     フィクを拝読しながら、感心したり、
    面白いなと思った点を〇~というスタイルで
    つらつら並べます。

     ※「」はキャラのセリフ
      <>で挟まれた文章は作品内からの引用

    〇骨格がしっかりした作品
     よく練りこまれていると思う。

    〇ガッチャマンの世界観を壊していない
      ↓
     南部博士のキャラが崩壊していない

     博士のセリフ・挙措が『本編の博士』から逸脱していない。
    逸脱したセリフ・挙措だとキャラのイメージが
    変わってしまう。
    (例:『おはよう忍者隊ガッチャマンの博士^^。
     キャラ崩壊してます。アレはアレで別路線ですから
     いいんですけど。)

     原作を大切にするタイプのフィクを書かれる
    物書きさんとしては
    非情に難しい点だろうと想像する。

     例;「このプラントは最新型ではないが、大都市を一つ
     支えられるだけの能力はある。今回の依頼がいくら
     大規模でも、さすがにこれを使うのはオーバースペック
     なのだが、空いているのがこれしか無かったのだ」

     用意周到な技術者南部君が云うセリフとして違和感が
    無い。作者のキャラ理解の深さを見る。

    〇敷かれた伏線の成功!

    一旦送信

  3. TS on 2011/10/5(水曜日) 20:01

    〇南部博士のキャラを作品の中の流れで読者に
    読み取らせるしかけが見事!

     『南部博士は偉い。天才科学者。』という単純な表現ではなく、
    博士の仕事ぶり、会話などを通して
    自然に南部博士とはどういう人物なのか、ということが解る様に
    描かれている。作者の腕の冴えを感じる部分。

     例;「ISОが持つ指揮権は、可能な限り維持して下さい。
      いずれまた必要になります」

     この文章から南部の優れた先見性が読み取れる。

     例;2「そう言うな、ジョー。そのゴミ拾いの成果は十分に
      有ったぞ!」

     博士はユーモアのセンスも持ち合わせているらしい^ ^。

     例;3<仕事の進み具合は相手がどれだけ動けるかにかかっているのであって
      顔見知りかどうかとは関係ない。>

     博士の仕事に対する姿勢が垣間見える。

     例;4「国連軍のロジスティクス担当のダーリング准将です。
      資料一式を拝見しました。
      これほど早くまとめられるとは・・・・・・我々一同驚嘆しております」
     
     例;5<この二日間に積み上げられた書類に目を通していた。
      読むスピードが極端に速い上、通すか却下するかどうかの
      判断を即座に行っていた。これでなくては巨大プロジェクトなど 
      回せないだろう。>

     例4と例5 博士の有能ぶりが十分に発揮されている場面である。

     例;6<六時間以上もの間、南部は、足場の悪いところを
      歩き回り、急な階段を上り下りし、整備が必要なところを
      多数見つけだした上、メモも取らずに一つ残らず覚えていた。
      一体、南部の頭の中はどうなっているのか・・・・・。>

     博士の頭脳が天才的であること、同時に彼がかなりの体力の
    持ち主であることがこの文章で解る。
     
     敵に拷問されても耐えられるだけの体力・気力の持主なのだ、
    南部孝三郎という男は!

    一旦送信
      

  4. TS on 2011/10/5(水曜日) 20:29

    〇PHASE42 クリシュナ博士とのやりとり。ここも秀逸なシーン。面白い。

     
     南部の観察眼の鋭さがいかんなく発揮される場面である。
    クリシュナの研究所を見学した時点ですでに違和感を覚えていた。
    クリシュナ一人で祝杯を挙げていたことにも疑問を抱いていた。

     クリシュナは言う。
    「私は、南部博士、あなたに研究で勝ちたかった。ISОの誇る
    総合科学者に。それだけだったのだ。」
    ※総合科学者にネクシャリストとルビ・・かっこよす^ ^!

     南部は応えて曰く
    「クリシュナ博士、あなたは、あの保存したパワードスーツを
    通して、ずっと私を見ていたんだ。
    私を基準にして越えようとしたこと、
    それがあなたの限界そのものだ」

    博士、心理学者としてもなかなかです。

     「私の目の前にあるのは解決すべき問題と自然現象だけだからな。それ以外はどうだっていい」

     博士、解決志向セラピストとしてもやっていけそうだ。

     南部「~研究を続けて彼等を元に戻す方法を見つけ出すことが、クリシュナ博士、あなたの責任だ」

     クリシュナ「私を告発しないのか?」

     南部「私はそんな立場には居ないし、そんなことに興味も無い。
    クリシュナ博士、もし、あなたが本当にギャラクターへの
    対抗手段を開発してくれていたら・・・・・・・
    いや、もういい」

     
     南部博士の視点はクリシュナよりも遥かに高く、
    ギャラクターの壊滅という一点に集約されている。
    業績も名声も政治的手段として利用するだろうが、
    博士自身は本音の部分では頓着していないのではなかろうか。

     
     <クリシュナのとった手段が失敗に終わった以上、再び
    一人でギャラクターと対峙することになる>
    レッドインパルスの悲劇はクリシュナも知っていた。

     クリシュナ博士は思う。
    <この先その重荷を一人で背負って行くつもりなのか。
    これ見よがしな勝利宣言をするような人物に
    期待するほどまでに
    同じ立場に立てる人を欲していたのか>

     南部の無私な人柄が良く表現されている名場面だ。
    クリシュナは南部という人物を知り、嫉妬心を捨てて
    自分に与えられたミッションに取り組むことになるだろう。

     南部が指揮官としてふさわしい人物だということが
    このくだりでしっかりと伝わってくる。

    一旦送信

  5. TS on 2011/10/5(水曜日) 20:45

    〇優れたSFは科学技術・数学・物理学等の知識をベースに
    書かれているというが、この作品を拝読し乍ら
    それを実感した。

     作者の博学さは驚くべきレベル。

    〇情景描写の見事さ→映像が自然に浮かんでくる文章。
    巧みな筆致である。

    〇アイデアの味付けの新鮮さ

     クリシュナ博士(ネーミングのセンスに感心^ ^)の
    特殊シークレットコマンド誕生のいきさつに
    ギャラクターが関与していた(得心のいくオチ)。

     作者さんは推理小説もお得意の分野では?

    〇爆弾処理の場面等、緊迫感に満ちていてスリル満点!

    ☆オリ・キャラについて

    〇クリシュナ博士というオリ・キャラもしっかりと描かれている。
     この小説の中では南部博士のライバル的立ち位置に居る
    キャラなのだが、クリシュナ博士がどういう人間なのか、
    しっかり書き込まれていて
    南部とクリシュナのやりとりが実に面白い。

     主人公の『引き立て役』や『成長』などの為に『ライバル登場!』という手法は、
    小説、映画、マンガの中でよく使われているが、
    ライバルの設定が薄いと作品が薄っぺらいものに成ってしまう。
    クリシュナ博士は細かなところまで設定が行き届いてきて、
    作品に奥行を持たせることに成功している。

    一旦送信

  6. TS on 2011/10/5(水曜日) 21:00

    〇ミリー。
     
     博士ファンの私としては嫉妬の炎メラメラなオリ・キャラなのだが、
    博士とミリーは実にお似合いなので私如きは引き下がるしかない。
    くやし~である(笑)。

     
     文中から、彼らが過去に於いて浅からぬ仲だったことが
    容易に想像される。

     で、普段はお堅い南部君がやけぼっくいに火がついちゃったのか
    ミリーとデートしちゃうのである。

     そりゃ、お詫びって形を取ってるけどねヽ(`Д´)ノ。

     彼女とディナーを共にするだけでなく、ホテルの部屋まで
    行っちゃう!
    おとなの男女がホテルの部屋へ行くっていったら・・・・。

     つまり、そーいう展開(ご想像にお任せします)も
    想定内ってことだったんですよね。

     爆弾騒ぎとクーデターさえなければ!

    (健ちゃん、こっそり博士に通信機しかけてたけど、
     おいおい、そーいう展開に成った場合も、
     実況中継聞くつもりだったんですかっ!

     博士怒ると思うけど~。

     すんません、話が下ネタに走ってしまいました;汗)

     
     はーあ。
    ミリーは美人で頭も良く、親切で気さく。
    魅力あふれるキャラである。
    博士が愛しく思う女性としてふさわしい視覚を持っている。
    (ほんっと悔しいですわ~(`Д´) ムキー!)

    一旦送信

  7. TS on 2011/10/5(水曜日) 21:32

    〇腐には美味しいシーンもアリ^ ^。

     健ちゃん達が囚われの南部博士を救助に行くシーンですよ!

    キターッである(笑)。

     例;<隊長の言葉を完璧に無視して、博士は健を抱きしめた。>

     例;2「勝手な誤解も甚だしい。女性との噂が一つも無い
       理由くらい、少し考えれば検討がつくだろう」

       「・・・・南部博士、あんたそういう趣味だったのか!」

     例;3<健は南部の背に手を回して南部を抱きしめた。>

     博士がゲイだとカミングアウト!
    (敵、『!マーク付き』で驚いてます^ ^。)

     しかも相手は健ちゃん!
    うおおおお、健ちゃん、美味しい役目をかっさらってるっ!
    このシーンのイラスト、萌え萌えっ!

     しかーし!
     残念乍ら(←イミフ^ ^)
    これはミリーを助ける為の一か八かの大芝居だった・・・。

    〇PHASE44 博士の恋は成就しない運命(T T)。

     ミリーが博士に告っても博士は拒否。

     南部博士は天与の才の為に対ギャラクターの最前線に
    立たねばならなくなった。
    博士が失ったものは平穏な日常生活。

     運命の女神を呪ったことは無いのか、孝三郎よ!

     
     博士は決してミリーを嫌いなわけでは無い。

     かつての恋人と再び邂逅し、
    彼女への思いが再び熱く蘇っただろうと思う。
     
      
     クールな博士は情熱的に愛を語ったりしないけれども、
    彼のミリーへの態度がすべてを物語る。

     ギャラクターさえ居なければ、博士は彼女とつきあっただろう。

     結婚して幸せな家庭を持てたかもしれない。
    (結婚が人生の幸せとは限らないですが・・・これは蛇足。)

     だが、現実は残酷だ。
    南部はギャラクターが抹殺したがっている人物リストのトップに記されているのだ。

     それ故に、博士はミリーの願いを受け入れることができなかった。

     後書きに<南部博士に深入りしたら真っ先にギャラクターに
    狙われて危険きわまりないだろう>と
    作者さんが書いておられますが、その通り。

     博士はそれを自覚していた。

     南部は何度も暗殺されかけ、
    自分の暗殺計画の為に何の罪もない人々を犠牲にしてきたという
    辛い過去を背負って生きている男なのだ。

     
     大切なミリーの命を守る為に、彼女を恋人にすることは
    出来なかったのだ。

     どんなに愛していたとしても。
    否、深く愛しているが故に添うことはできない運命なのだ。

    一旦送信

  8. TS on 2011/10/5(水曜日) 21:58

    〇愛しい人を守る為に身を引かねばならぬ博士の辛さ。
    泣けます(T T)。
    (前の段落の続き)

     PHASE45で、健ちゃんが読者に代わって、大事なことを
    博士に確かめる様に言ってくれてます。
    さすがはリーダー。

     「あれはセキュリティの為の調査なんかじゃない。
    本当はずっと見守っていたんですね。」
     
     「あの時、俺を抱きしめて、ターゲットの性的嗜好くらい
    事前に把握しておけと言い放った時、
    博士、あなたは震えていた。
    本当は怖かったんじゃないですか」
     
     「博士、大切に思っている人なら、なぜ・・・・・・」

    博士の応えはこうだった。
     「ミリーを彼女の日常に戻してやることしか、
    私には出来ないのだよ、健。
    それが私にできる精一杯のことなのだ。」

     そして健の父親がスパイ活動の為に幸せな家庭が有りながら、
    自らを亡き者と偽装したことを語る。

    〇この作品で描かれる博士の精神の崇高さ。
     博士の魂の美しさに感動を覚えずにはいられない。

     博士はギャラクターを倒し、人々に平和な日常生活を
    取り戻す為に闘っている。

     ラスト近くのセリフ、
     「私は、いつか君たちを普通の生活に・・・・・・」14
    忍者隊に対して呟かれたメッセージは
    ギャラクターに脅かされる日々を送っている人々への
    メッセージでもあるのだ。

     孤高の人南部孝三郎。

     アニメの博士は働き通しだ。

     彼は平和と科学のより良い発展の為に自分の人生を
    捧げている。

     そしてその為には自分の命さえ惜しまなかった。

     嗚呼!天は何と非情なのか!
     (てかスタッフが非情!プンプン!)

     彼がその激動の一生のうちに
    哀しみや傷つきを癒せるあたたかな胸を
    ひとときでもいい、
    得られたであろうことを芯から祈る。

    一旦送信

  9. TS on 2011/10/5(水曜日) 22:01

    ここで訂正;

     ラスト近くのセリフ、
     「私は、いつか君たちを普通の生活に・・・・・・」14
      ↓
     14は打ち間違いです(恥)

    一旦送信

  10. TS on 2011/10/5(水曜日) 22:11

     最後に。

     南部博士に『魂のルフラン』を捧げます。

     ♪わたしにかえりなさい

      記憶をたどり

      優しさと夢のみなもとへ♪

     ♪もいちど星にひかれ

      うまれるために♪

     ♪魂のルフラン♪

     南部博士、生まれ変わってわたしのもとへ帰って来て!

     以上。

     ここまでお付き合い下さって感謝申し上げます。

     ため口言いたい放題敬称略乱文長文悪しからず。

     PS;

     作者さんはいつも博士いじめてます~。
    精神崩壊ギリギリまで追いつめてみたり、
    拷問したり(血まみれ・・・・ヒィイイ)、
    恋人を奪ったり!
    もお!

     好きな子いじめてみたい心理ってヤツですか(笑)。
     

    ※『魂のルフラン』

     作詞;及川眠子 作曲;大森俊之

  11. TS on 2011/10/5(水曜日) 22:42

    ☆イラストについて

     この作品に華を添えているもの、
    それは家露伊江子氏による
    素晴らしいイラストの数々だ。

     イラストの中にドラマが有る。

     クリシュナ博士と彼が開発した特殊部隊の装備が描かれた
    イラストの迫力!

     健ちゃんのエプロン姿かわゆす^ ^。

     南部博士とミリーの食事のシーン。
    格式あるホテルだろうことが見て取れる。
    いつも通りスマートなスリーピースを着こなした博士。
    す・て・き!
    ミリーでなくても惚れるよな~。

     微笑んでいるであろうミリーを前に
    眉根を寄せている博士。
    ミリーにやりこめられてるのかな。

     で、出ました健ちゃんを抱きしめる博士!
    きゃーキラキラと☆がちりばめられて
    何とスキャンダラスで萌え度高いイラストなのか!
    だ、誰か!
    このイラストをもとに美味しい話を書いてください(笑)。
    スピンオフつーことで^ ^。

     ミリーが博士を後ろから抱きしめているシーン。
    ストイックな博士の姿がたまらない。

     家露絵師の描かれるキャラには、
    美しさと色っぽさが有るように感じる。

     私は初代一話、科学忍者隊を披露する時の
    博士が好きなので、
    家露絵師さんの若々しくて美しく色気のある
    南部博士はドンピシャ!ツボなのである。

     裕川氏と家露氏による合作で
    素晴らしいフィクがうまれた!

     この作品と出会えた私は幸せ者、
    南部博士ファン冥利につきると云えるだろう。

     ため口乱文悪しからず。

  12. 裕川涼 on 2011/10/7(金曜日) 01:06

    TSさん、

     何かもう絶賛していただいてありがとうございます。身に余る光栄です。
    それと同時に、同じ南部博士ファンとして、楽しんで読んでくださったことが何よりうれしいです。

     おっしゃる通り、南部博士のキャラを壊さないように気をつけました。
     無印ガッチャマンでは、基地や実験室にこもっている印象の方が強いのですが、Fでの大暴れっぷりを見るに、かなり戦闘力もあるキャラなんだろうと思ったので、どうも、私が書くと南部博士、戦闘要員やっちゃいますね(汗)。

     クリシュナ博士は……デーモン博士の例もあるように、ISOやら軍周辺でも権力争いとか開発争いとかいろいろあるだろうな、ということで出しました。
     悪役だし、もっときちんと書くとアクの強いキャラになりそうなので、また別のフィクに出したいです。一応登場予定あります。

     一番困ったのがミリーの扱いで……。健やジョーなら、女性と出会って誘われたら正体を隠して食事に行くくらい普通にやりそうなんですが、南部博士は一番そういうことをしなさそうなキャラで、簡単にデートさせるだけでキャラが壊れます(困)。相手が素人では共通の話題すらないので、仕事のかかわりでそれなりに専門家で……と悩む羽目になりました。

     TSさんがミリーの存在に怒り狂うのではないかと心配してましたが、嫉妬しつつも楽しんでもらえたようで(大汗)。

     食事の後ホテルの別室で……というあたりは、ミリーがまだ出てきたばかりでホテル住まいでユートランド不案内だということと、ミリーの方が予約を入れたので、予約の入れ方によっては襲撃があるかも、という南部博士の勘で(←これは書いてませんが)、話でも、というミリーの誘いに乗ったというのが裏の説明です。だから、健とジョーに行き先を知らせていたわけで。南部博士的には、ギャラクターの目がクリシュナ博士に向いているはずでも、それでもどこから仕掛けてくるか気が気でないわけで、窓から外を見て狙撃ポイントは……ってやってるわけです。どう考えてもデートという気の緩んだ雰囲気じゃないんですよねぇ。でもまあ、尾行が2組と知った上での行動ですから、黒幕へろくでもない報告が行くことも予想済みで、多分狙ってやってるのかな、と。ロマンスだったのはミリーだけで、博士の方は一晩2人とも命があればめっけもん、みたいな。
     まあ、一番困難だったのが2人きりにして爆弾解体シーンに持ち込む部分です。何せ、四六時中隙を見せてくれないキャラなので、まだ陰謀とか開発とかさせてるほうがすんなり動かせます(デートよりはずっと楽に)。

     実はこのシーン、爆弾解体にするかそれとも銃撃戦にするか迷った部分でした。敵の尾行に感づいた博士、ミリーといい仲と見せかけてベッドに……でそのまま銃を引き抜いて窓と入り口から突入してきた相手を射殺、みたいな。ただ、これをやると一気にクライマックスになってしまって、その後の謎解きにいかないのでやめて爆弾解体シーンに。でもって、タイマーがあってどっちかのコードを切る、というありがちなシチュエーションだと読んだ人が予想ついちゃいますからそのパターンはやめて……と。

     南部博士としては、健太郎を表向き亡き者にしたり、健の家庭を崩壊させたり、挙げ句に健太郎を実際に死なせたりしちゃったあたりで、自分だって多分まともに死ねないってのは覚悟してるんじゃないでしょうかね。子供だった諸君を育てていた時、ひょっとしたら家政婦さんとか雇ったりしたかもしれません。でも、自分の身を守れない人を側に置くことはするつもりは無かったでしょうねぇ。

     また、博士の活躍する話を書きたいです。
     今考えているのは、無印ガッチャとIIの間をつなぐ話です。その間にやる仕事がかなりあって、相変わらず南部博士は忙しいことになりそうです。

     とにかく、最後まで丁寧に読んで楽しんでくださり、たくさんのコメント、本当にありがとうございました。

  13. 家露伊江子 on 2011/10/13(木曜日) 01:35

    TSさん

    裕川さんの小説も素晴らしいんですが、TSさんのご感想もとても素晴らしいです!
    この裕川さんの作品を読ませてもらって、私が良いなあって思ったところはTSさんの仰るところと同じなのは間違いないですが、ここまで上手く文章に書くことは難しいです。

    私ももう一回読みたくなりました。(笑)

    また、私のつたない絵までお褒め頂いてほんとにありがとうございます。
    まだまだガッチャワールドのすごさを描くには力量不足なんですが、これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願いいたします!

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