091 三日月基地爆破計画完了

|2010/6/2(水曜日)-00:20| カテゴリー:
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防衛戦やる余裕が無かった(初代 91話)

南部「こちら南部。事件が発生した。すぐ集合してくれ」
南部「トリアン号が沈没したのは、この場所だ。国際科学技術庁の技師を含めて、1853人の人達が死んでいった。1912年の4月に、イギリスのタイタニック号が、カナダのニューファンドランド沖で沈没した時は、1517人が死んでいるが、今回はそれを上回る最大の事故だ」
南部「うーん、状況からみて、かなり強力なミサイル魚雷を撃ち込まれたらしい」
南部「ギャラクターの目的がはっきりしないが、第二、第三の事件が起こることも考えられる。諸君に現場付近をパトロールしてもらいたい」

南部「お、健、どうした?」
健「正直言って、どうも、気が進まないんです」
南部「ん、どういう意味だ」

南部「仕方がない。では、パトロールは国連軍に頼もう」

南部「何、カニ型戦車が?」

南部「いや待て、深追いは危険だ。どんな罠が待っているかわからんぞ。本日のパトロールはそれくらいにして切り上げた方がいいだろう」

南部「トリアン号の調査結果がわかった。それによると、船内のどこかに誘導電波装置が仕掛けられていたらしいのだ」

南部「うん、おそらくその誘導電波を目標に、ミサイル魚雷を撃ち込んだのだろう。ということは、トリアン号の近くにミサイルを発射した潜水艦か、その類のものがいたはずだ」

南部「たぶん、海藻か岩陰に潜んでいたんだろう。それよりも、ギャラクターの目的がもう一つはっきりしないのが気に掛かる」

南部「うーん、それならいいんだが」
「南部博士、大変です。技師達が何者かにやられています」
南部「何!」

南部「基地の中を調べるんだ、早くしろ!」

南部「お?」

南部「待て。ギャラクターの狙いは、この三日月基地だったのだ。ということは、トリアン号と同じように、誘導電波装置が仕掛けられている可能性がある。」
南部「まだ仕掛けられていないぞ」

南部「方法は一つしかない。健とジュンは残ってギャラクターと誘導装置を探し出せ。他の者はゴッドフェニックスで、ミサイル魚雷を発射させる潜水艦を突き止めるんだ。早くしろ!」

南部「この三日月基地は、何としても守らねばならん」

「博士、大変です」
南部「どうした」
「魚雷らしい物体をレーダーが捉えました」
南部「何」

「こちらへ向かっています。博士、基地を移動させましょう」
南部「もう遅い……」



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