初代98話。最終回に向けてジョーの体調不良が語られ始める回です。
 合体に遅れた後、ブリーフィングにも遅れて来たジョーと南部博士のやりとり。

南部「いや、理由の如何に関わらず任務を怠ることは許せない。一人の油断が全員の死につながるからだ」
ジョー「俺が居てもいなくても、危ねぇときは危ねぇのさ」
南部「何ぃ?」

 南部博士、思いっきり不機嫌に。

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 そんなことにはおかまいなしのジョーの言葉。

反対に勝てる時は俺一人でも勝てる。机に座って指図してるのと実戦とは違いますよ。

 うわー、ジョー言っちゃったよジョー……。
 南部博士の指図は役立たないと……。案の定、

そうか、私の指図は要らないようだな。それならジョー、今度の任務は君一人にやってもらおうか。

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 博士、席を立って部屋を出てってしまいます。
 もっとも、博士の方は、ジョーに、メッケルを更生させることをきっかけにして成長してほしいと願っていました。ジョーひとりに対処させるように言ってはいますが、ジョーを見捨てたわけではなくて、実際にはジョーのことを心配しています。

 でもそれだけで済むはずがありません。諸君を送り出した後、あからさまに態度には出さなかったけれども、それは精神力で抑えていただけで、いつだって実際にはかなり気をもんだり心配したりしていたはずです。なのに、指揮官と現場との距離を指摘されてしまった。諸君とは違って、この手のプライドを傷つける発言、南部博士は延々覚えているはずです(たぶん)。ジョーを心配しているということと、さしあたり埋めようがない部分を思い切り突っ込まれたというのは、また別の話です。南部博士、傷ついたよきっと……。それでも、大人の指揮官だけあって、いじけたり拗ねたりはしなかったけど。

 本当にもうまったく、博士に何てこと言っちゃったんだよ、ジョー。

 そんなこと言うから……そんなこと言うから……。

 後でこんなこと↓に(爆)(F37話)。

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 通路をやってくるギャラクター兵士を倒しまくりです。

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 弾切れしちゃったタイミングで、下からは白兵戦専門のレスラーコマンドが。それでもひるまず、さんざん撃ちまくって熱くなった銃身をレスラーコマンドに叩きつけます。

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 握ってひるんだ隙に体当たりして階段の下へ突き落とします。身長3メートル以上、捕まったら最後3秒で首の骨へし折られそうな怪力自慢の相手と正面から格闘戦ですよ……。体格差も体重差も物ともしないで突撃してます。しかもこの体当たり、かなり敏捷です。

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 後ろから狙われながら階段を一気に駆け上がる。

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 ジュンからもらった手榴弾のピンを口で引きぬいて、階下の兵士を吹き飛ばします。

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 南部博士(現ISO長官)、実戦しまくりというかむしろ大暴れですよ……。

 ジョー、昔に言ったことはとっくに忘れてるんじゃないかと思いますけど……。
 机に座って指図だけしてるなどと南部博士をバカにしてたらとんでもないことになります。最前線に出てきても立派に戦力ですよ南部博士は。このあと弾切れで屋上に逃れたけど、十分な武器弾薬を持たせたらどれだけ相手に損害を与えていたことか。
 とりあえず、前言撤回した方が良いかと思います>ジョー。