三日月基地は失うは、超バードミサイルはあと1発しかなくて補充の見通しも無いはで、しょんぼりの南部博士と諸君。カッツェが、歌って踊りながら総裁Xに報告に行ったのとは対照的です。

 落ち込んで悩んでいる南部博士というのは珍しいです。別荘の窓のところでうなだれている博士です。
 何か汗かいてますが、基地で潰された足の傷が癒えておらず調子も悪そうです。

どうしたらいいのだ。国際科学技術庁の巨大な組織を守るにも、連絡方法すらない。マントル計画のデーターも失った。それに、超バードミサイルの製造工場も、三日月基地とともに失ってしまった。

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 負傷した左足をかばって立つ南部博士です。この回、南部博士はずっと左足を引きずっています。松葉杖ライフにならなかったのが不幸中の幸いというか……。
 ハンカチを落としてしまってます。こういう南部博士もかわいいです。汗拭いてあげたい……。

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 「連絡方法すらない」というのは南部博士の言い過ぎだったようで、鉄獣が出現して暴れたので、南部博士の別荘に電話で連絡が来ます。
 きっと、日常的にISOとやり取りしている情報が膨大でコンピューターを使って専用回線で送るとかしていたものが、通信手段が電話線1つになってしまって途方に暮れていたということなんでしょう。基地を作る前は別荘が司令部になっていたので、それなりの機能は持っているはずなんですが、基地ができたので使わない通信機能は止めてしまっていたのかも。
 それはともかく、普通に考えると酷なシーンです。基地を失い補給もできないのは分かりきっているのに、南部博士本人が無事だと知ったら、鉄獣対策せよと言わんばかりに通報が来るという……。博士ってばどこまでもこき使われまくり。
 諸君は、鉄獣が街を攻撃したので出撃しようとするのですが、机の上のスイッチで出入口をロックして止めます。
 そんな装置を何のために別荘に取り付けたのかが謎ですが。

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 諸君を閉じ込めたのとは別の部屋に南部博士は移動していました。机や本が並んでいてそれなりに広い書斎のような部屋でした。内装は、基地っぽい感じでいろいろパネルがはってあります。
 博士の研究場所としては、別荘の屋根裏部屋にあたるところにある普通の洋間っぽい広い書斎が使われたりもしていました。別荘の設備の充実ぶりがわかる回でもあります。
 今度は、国連軍の施設が攻撃されたという電話がかかってきます。南部博士は、攻撃手段と攻撃された場所から、ギャラクターの基地を割り出そうとします。
 仕事が降ってきた方が、立ち直りが早いみたいです>南部博士。さっきまでメゲてたのとはうって変わって、やる気に満ちた表情に。この切替の早さがすてきです。

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 無事に攻撃元を割り出し、諸君に出撃を指令しにやってきます。やっぱり足を引きずりながら歩いてました。ちょっと怖い表情です。歩くとまだかなり痛かったんでしょうねぇ……。

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 諸君が出撃し、ギャラクターの基地に潜入、データを持ち帰ります。
 しかし、別荘の機械にかけたとたん、テープは燃えてなくなってしまいました。
 さすがに南部博士もびっくりです。

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 南部博士の中の人って「なお、このテープは自動的に消滅する」の人ですよね。南部博士の目の前で、再生する前にテープが消滅したので、中の人つながりの演出なのかとツッコミを入れました。