ど近眼ですか、博士

|2011/2/22(火曜日)-22:44| カテゴリー: 初代
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 事件が起きて、未知の物質やら生物やらが出てくると、南部博士が慌てて調べることになります。
 調べるのに使っている設備の機能やスペックが全てわかっているわけではありませんが、明らかに光学顕微鏡だったり、実在の装置としては電子顕微鏡に近いかな、といったものが登場します。

 7話「ギャラクターの大航空ショー」。ギャラクターが超金属ウィスカーを開発したことを突き止めます。

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 26話「よみがえれゴッドフェニックス」。海洋汚染物質の浄化方法を調べています。

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 39話「人喰い花ジゴキラー」。謎の古代植物ジゴキラーの弱点を探しています。

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 55話「決死のミニ潜水艦」。海洋汚染の原因を調べています。

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 65話「合成鉄獣スーパーベム」。健がブーメランで切り取ったベムの触手を調べて正体を突き止めます。

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 97話「明日なき宇宙船レオナ3号」。打ち上げを待つレオナ3号を見ています。

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 この手の装置を使ったことがあればわかるのですが、眼鏡越しに覗いて視野をきちんと見るのは見づらいです。余計な光が入らないように接眼部分が覆いになっていることも多いのですが、眼鏡越しだと横から入った光が反射したりして見る邪魔になります。
 一方、この手の光学機器のピント合わせにはある程度幅がありますから、近眼の人が眼鏡を外した状態でも、ピント合わせの範囲が間に合えば、問題なく見ることができます。もちろん、視力の違う人が見るとピントがずれてますから、また少しピント合わせが必要になりますけど。
 ところが、近眼の度が強すぎる場合、眼鏡を外したまま接眼レンズを見ようとしても、装置側のピント合わせの範囲を超えてしまっていて見えなくなります。この場合は眼鏡をつけたままでないとピントを合わせられないんですよ。
 さて、南部博士、見づらいだろうのに、常に眼鏡越しに接眼レンズを覗いています。南部博士伊達眼鏡説も一部にはあるようですが、大事な研究をしていて、眼鏡を外さないと見づらい場合にまで伊達眼鏡に拘るとも思えません。つまり、南部博士は、装置のピント合わせが追いつかないほどの「ど近眼」てことじゃないかと思うんですが……。

 こちらは、84話「くもの巣鉄獣スモッグファイバー」。装置開発中で保護眼鏡をつけています。

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 これも、眼鏡をかけたままだと、保護眼鏡と眼鏡の両方で反射が起きて、やはり少々見づらくなりますね。やっぱり、眼鏡越しでないと細かいものが何も見えないということなんでしょうねぇ。