ある意味予想通りで泣ける

|2011/4/8(金曜日)-20:28| カテゴリー: 雑記
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 こちらのページより。

ヒドすぎる原子力安全委員会の会議内容 投稿者:世一良幸 投稿日:2011年 4月 8日(金)01時29分40秒   通報 返信・引用 編集済
こんばんは。

原子力安全委員会がどんな議論をしていたんだろうと思って、ホームページで議事録を読んでみたのですが、これってヒドすぎますね。

ちょっとご紹介しましょう。

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/index.htm

3月11日 第16回臨時会議

  5分で終了 !! 地震当日なのに、恐ろしいことが起こる予想はしなかった?!

http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so16.pdf

3月14日 第17回臨時会議

  またしても5分で終了 !! おいおい、12日と14日に「水素爆発」というのが起こったと推定したんでしょ !!

http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so17.pdf

3月17日 第18回臨時会議

え゛~!! またまた5分で終了 !! 15日は2号機と4号機も爆発したんですよ~!!

しかも、前回と同じ議題~?? 線量限度の告示? またまた配布資料なしで議論か?

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan018/index.html

3月25日 第19回臨時会議

  やっと安全問題を考える気になったか !!

でも26分だけか?!

何々読んでみると、こんな議論~!!

「定期中」は「大気中」のワープロミス。

  「空間線量率葉」は「空間線量率は」のワープロミス。

  「よって行う」は「によって行う」のミス。

  「EXEL」は「EXCEL」のミス。     ← 議論の継続中です !!

  資料3で、「今後、当面の間、原則毎日原子力安全委員会から公表することとする。」という文書を決定したのに、議論の半分以上は、ワープロミスの指摘か~!!

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan019/index.html

3月28日 第20回臨時会議

  議題「福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)」

  うん。やっとそれらしき議題だ !!

でも、え゛~。9分で終わり~ !!

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan020/index.html

4月4日 第21回定例会議

  定例会議だから、今度はいろいろ議題がありますね。

  3号機で「ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料」を許可するという話も資料にあります(資料3の15ページ)。

  でも、この大変な時期に、定例会議?

  米国の原子力規制委員会のアドバイスを受けたりとかしているのに、恥ずかしくないの??

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan021/index.html

まあ、ひどい委員会だろうとは予想していましたが、議事録を読んでみると、もっともっとヒドかったです。

国民をなめきってますね。

こんなものは即刻廃止です !!
http://park.geocities.jp/astroecology/

 まあ、あいつらには陰謀も隠蔽も能力的に無理だろうと思っていたのですが、それが見事に裏付けられましたorz。
 緊急事態にこんな会議しかしてない監督組織って……。監督側がこんなアンポンタンなら、監督される側(東電)がどんな状態か推して知るべしかと。

 せめて国民だまくらかすだけの能力を持ってて欲しかったっすよねぇ。こんなのが国側の上の方に居て、曲がりなりにも、これまで核反応制御して発電できてたってことの方が奇跡的ですね。将校が無能で下士官以下が優秀てのが日本軍以来の伝統らしいけど、ああやっぱり。つか、そんな伝統いい加減にやめれ。

 ……はっ、まさかと思うけど、議事録で間抜けを装っていて能ある鷹は爪を隠す状態……なわけねーわな、やっぱり。
 それにしても陰謀論者って幸せですよね。ここまで現実がバカで間抜けでアホだという事実を直視しなくて済むんだから。

 こちらは東北電力

東北電力は9日、東通原発1号機(青森県東通村)で非常用ディーゼル発電機の停止につながった油漏れは、 ポンプの隙間を埋めるゴム製のパッキンを表裏を逆に取り付けていたことが原因とみられると発表した。
 東北電によると、発電機のポンプを分解したところ、表裏が逆で一部が破損していた。 この発電機は3月中旬に点検を終えたばかりで、東北電はなぜミスを発見できなかったか調べる。

 思い切り情けないミスであわや、ってところまでいってたと……。



原発関連リンク集

|2011/4/4(月曜日)-23:15| カテゴリー: 雑記
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 いろいろありすぎて分類もままならない。

 デマに踊らされず、まともな情報を手に入れる方法としては、まず、テレビ地上波は見てはいけない(これ最重要)新聞は話半分以下で、海外のニュース(ロイターなど)を元にした記事は必ず原文にあたる(そうでないと、勝手に間違った訳を作られていることがある)。
 海外ニュースを(ネットでもいいから)複数チェックして比較すること。できれば原文にあたること。
 測定値、条件のはっきりしたシミュレーションにたどりつける情報は信頼できる。出典をたどると論文までいきつく解説記事、書籍なども信頼できる。
 このへんを外すといいように騙されるだけ。

 冷却系が全て失われた場合のマーク1のたどるシナリオ。1985年米国エネルギー省に出された報告書。
http://www.osti.gov/bridge/purl.cover.jsp;jsessionid=F09A8EAE2E5518966BEE511F182BB3C4?purl=/6402578-Rr9xTe/
 こちらは、日本で行われた、冷却系喪失の場合のシナリオ検討。地震による被害を網羅的に想定して検討。
http://www.jnes.go.jp/content/000017303.pdf

 原発事故そのものの解説イメージ。
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/the-explosion-at-the-japanese-reactor.html?ref=asia
 スタンフォードで行われた、事故についてのセミナー資料。
http://iis-db.stanford.edu/evnts/6615/March21_JapanSeminar.pdf
 セミナーに関連したNYTimesの記事。
http://www.nytimes.com/2011/04/03/science/03meltdown.html?_r=2&hp

 原発の現状を示したプラントパラメータとモニタリングデータ。測定値。随時更新。
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake_index.html
 それをグラフにしたもの。
https://spreadsheets.google.com/ccc?key=0AgRxSmVlzFqvdDVWclRkTERaRGJYMzlZSy1pRmIwSXc&authkey=CP6ewJkO&hl=en#gid=6

 今回の事故にあたって省令が変更された。
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/230330-8.html

 東電の事故対策が大甘だったという批判。WSJ日本版。
http://jp.wsj.com/index.php/Japan/Companies/node_213703
 WSJ掲載記事の部分訳。
http://earthquakejp.tumblr.com/
 今回の地震と原発事故に関する海外での報道を紹介しているサイト。ただ、このサイトはどうやら反原発派であるのでその分を考慮することと、あまり信用できないソースも引用されているので注意し、元がたどれるものだけ利用するべき。
http://d.hatena.ne.jp/kentao/

 事故現状の解釈。IAEAのレポート部分訳。
http://iaea-japanese.webspace.ne.jp/bbs/?pid=iaea-japanese&mode=pr&parent_id=60&mode2=0#
 今回の地震と放射能漏れ事故について、ScienceInsiderの記事。一部日本語訳あり。
http://www.sciencemag.jp/2011/earthquake
 米国エネルギー省の見解。
http://blog.energy.gov/content/situation-japan
 今後どうするのか。大前研一氏による。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110404/265766/

 内部被曝についておおむね信頼できる解説。
 内部被曝に関する線量換算係数。
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
 被曝について最も良い解説の1つ。随時更新中。
http://tnakagawa.exblog.jp/
 がんセンターからの情報提供。
http://www.ncc.go.jp/jp/
 内部被曝に関する解説。
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1310
 放射線の人体への影響。
http://www.fuku-min.org/fmir/2011/03/post_1.html
 東京化学同人が、既刊本のうち、被曝に関連するものを無料公開。
http://www.kagakudojin.co.jp/news/n2140.html
 こちらは丸善。地震、災害、放射能関連。心理学分野からのサポートも含んだ幅広い内容の出版物一部公開。
http://pub.maruzen.co.jp/index/kokai/
 医学書院。
http://www.igaku-shoin.co.jp/misc/311care.html
 学芸出版社。
http://www.gakugei-pub.jp/higasi/index.htm

 出版社は普段から学術書の出版で定評のあるところばかり。さすが。

 全国放射能測定結果の図。随時更新。
http://r.diim.jp/
 4月1日の空間放射線量測定結果。3/15以降の大放出はない。3/15のピークはXe-133。
日本分析センター発表について:Xe-133(半減期約5日)は、ヨウ素131などと同様、核分裂片、使用済みプールからは出ない。
Te-129の半減期は69分、半減期33.6日のTe-129mが親となってTe129を作り続けるので実質的な半減期として33.6日。
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/nodo.pdf
 原子力安全委員会より、環境モニタリングの評価。随時更新。
http://www.nsc.go.jp/nsc_mnt/
 文部科学省の測定結果からグラフ生成。水道水中の放射線量について。
http://book.daa.jp/radiationgraph_water.html

 日本政府はこの手のシミュレーション結果の公開を渋ってて、やっと枝野さんが出すべきだと言い出したようですが。
 この情報化社会に隠すだけ無駄な例。とっくにフランスとドイツがやってて、ウェブで大公開、日本人誰でも見に行けます。この状況で日本の研究機関が情報出し渋って役立たなかったら、後で仕分けされる覚悟をすべきでしょう。肝心の時に国民に役立たない気象屋に予算つけるくらいなら、政府の思惑なんざ無関係に結果出してくれる海外の気象屋に金払おうと思うのが当たり前だわな。彼等にしてみれば、日本に居る自国民の安全確保のために放射能がどうなるか検討するのは至極もっともな話。ついでに言うと、海外のシミュレーション結果をそのままにしておいて、「日本の報道」を通して情報が歪むと、絵でわかりやすいだけに更に混乱をきたす。これを防ぐには、海外よりも制度の高い計算結果を公開する以外にない。公開を渋れば渋るほど、制度の低い情報が幅を利かせる結果になる。
 海に放出された放射能がどのように移動するかのシミュレーション。フランス。
http://sirocco.omp.obs-mip.fr/outils/Symphonie/Produits/Japan/SymphoniePreviJapan.htm
 海中での放射能移動の予測。精度は高くない。参考程度。考え方はこれでいいと思うんだけど、計算で精度を上げられればなおよし。
http://katukawa.com/?p=4098
 ドイツ気象庁による空気中での放射性物質の移動の計算、日本語訳。計算開始時点で放出されたらその後どうなるか、を計算しているだけ。既に出た分の計算ではない。濃度が明らかではないので相対的目安でしかない。精密予測ではないが、ここまで出来てるなら、測定結果を突っ込めばもっとよくなるはず。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329
 フランスによるシミュレーション。大気中。
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_22mars.aspx

 台湾によるシミュレーション。大規模漏出が起きた場合にどうなるか、という計算。解説日本記事。
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110405/Rocketnews24_85605.html
http://www.rcec.sinica.edu.tw/~cylin/lab/WRF-radiation-forecase.htm

 大規模でない漏出が延々続くのは避けられないわけで、そうなった場合の土壌汚染の広がりや海における放射能の移動の方が問題になるんじゃないかなぁ……。

 気象庁による海流の可視化。参考になるかも。
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/jun/current_jp.html

 3月15日の放出まとめ。
http://togetter.com/li/119437

 初期の放射能放出は半減期の短いヨウ素が主だったが、そいつが無くなると、次はセシウムとストロンチウムが放射能の原因になる。両方とも半減期が長いので、人間以外の生物での濃縮も考えつつ末永く付き合うしかない。付き合いたかないけどな。
 海中の魚へのセシウムの移動について。種類によっても、組織によっても異なるが、セシウムについては魚介類中での生物濃縮が起こることがわかっている。
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=radioisotopes1952&cdvol=48&noissue=4&startpage=266&lang=ja&from=jnlabstract
 米、小麦、土壌におけるセシウムとストロンチウムの変動。
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/JASI/72-4549.pdf

 精度いまいちな情報はこの2つ。
 放射線と健康。アーネスト・スターングラス博士による報告の日本語訳。出典たどれず不確か。あくまで参考情報程度。
http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/
 チェルノブイリのその後。NHK放送のスクリプト書き起こし。嘘は放映してないにせよ、バイアスかかってる可能性は疑えと。
http://www.twitlonger.com/show/9ie4kk

 原発の経済面からの評価(於原子力委員会)。安価ではないという結論。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf

 災害の後社会がどうなったか。メキシコのケース。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulletin/Vol.20-2/_01Matsushita.pdf

 1つ前のエントリーで最悪の場合を想定すべきと書いたが、どうやらそうなりそうな(汗)。つまり、原発持ってる国ならどこでもやってる最悪のケースのシナリオシミュレーションを、都合が悪いからとシカトして怠り、現在本当に何もわからない状態に陥っている可能性があるという指摘orz。
http://d.hatena.ne.jp/trailblazing/20110404/1301908207

 日本化学未来館による情報まとめ。
http://www.miraikan.jst.go.jp/linkage/quake2011/

 地震そのものについて、専門家にとっても予想外だったという話。地震予知って一体……。
http://www.natureasia.com/japan/nature/special/nature_news_031711.php

 地震にまつわるデマ蒐集サイト。
http://hara19.jp/archives/5552



陰謀論

|2011/4/2(土曜日)-13:21| カテゴリー: 雑記
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 どこぞのおバカサイトが、地震からこっち、陰謀だの隠蔽だのというどーでもいいデマを振りまいていました。よっぽど自分に自信がない&自分以外は賢くあってほしい、という願望が強いのでしょう。

 一つだけ言えることは、

 組織的に陰謀を巡らせたり都合の悪い情報を隠蔽したりするためには、情報と状況の高度な管理能力が必要

ということです。はっきり言ってしまうと、バカや無能には陰謀も隠蔽工作も無理、ってことです。

 ここ数日の、東電、政府、原子力安全保安院の対応を見ていると、福島の件に関する限り、陰謀も隠蔽も不可能だろうと思われます。確かに、東電には、事故隠しをやった前科がありますが、あれは、事故が小さくて彼等の手に負える範囲だったから隠蔽が可能だっただけでしょう。

 昨日、一昨日あたりも、漏れ出たRIの同定に失敗して突っ込まれてました。誤魔化す意図がまったく無いどころか、慣れない測定で、実験装置の管理やら扱いやらで手こずっている状況が透けて見えてきます。普段測らないものを測ると、装置側の設定の不具合が発覚する、ってのはよくあることです。
 官だけじゃなく民も、野次馬まで含めて、海外機関も注目して遠巻きに放射線だのRIだのを測りまくっている状態なので、やばい結果が出て一部分隠したって、すぐに矛盾が見つかって、ばれてしまいます。この状態で全員欺せるだけの能力があれば、今頃福島はこんなことにはなってないでしょう。

 コストカットだの国策だのを優先して脳内お花畑な設定で安全策を考えるってなことはしてたんでしょう。しかし装置は作ったようにしか動かないし物理現象は経済のことなど斟酌しませんから、結果として今の状態ってことなんでしょうけれど。

 核反応ってのは一旦始まると止まらないんですよねぇ。地熱は地殻で起きてる放射性崩壊の熱が半分から8割だし。地球の歴史を振り返ると、ウラン235の濃度が高かった頃たまたま偶然に1個所に集まって臨界に達して天然原子炉になって60万年ほど勝手に運転してましたし。その痕跡が未だに残ってるので、人工的に作った場合の後始末も大変、と。現生人類が絶滅する前に管理が終わるんかいな。天然原子炉が出来たところで地球の歴史にはあんまり影響してなさそうなところをみると、核廃棄物を放置してばっくれた場合、人類が困るのは確実でそれは自業自得だけど、地球はちっとも困らなさそうではありますが。

 ということで、そろそろ、国民は「最悪の事態」を想定した方がいいと思います。
 つまり、彼らが、隠蔽も陰謀も対策もできてなくて「今何を相手に何をしていてその結果どうなっているか”解らない”」と正直に記者会見してる、って事態を想定するってことです。

 この状況だから誰も近づけないし、どこに穴があるかなんて見てくるわけにもいきませんし。農薬散布用の無人ヘリに蛍光塗料を積んでまんべんなく上から振りかけて、夜に写真撮れば、どこの放射能濃度が高いか丸わかりになりそうですが、光りまくって区別付かなかったりして(汗)。建屋の崩壊具合を見ると、四角い建物の上の方にあったはずの使用済み燃料のプール、ほぼ壊れてるんじゃないかなぁ。元の場所にひっかかってるのがあるとしても、建物の外にも飛び散ってそうです。瓦礫に混じってどこにあるかわからないので、光らせてみれば一目瞭然じゃないかしら。水漏れだって、種類の違う蛍光塗料を冷却水に混ぜて炉に突っ込めば、どこにどう流れたか色で見えたりしないかなぁ。放射能よりは蛍光塗料の方がまき散らした後の始末は楽でしょうし、誰かやってくれないかしら。



お礼のイラスト

|2011/4/1(金曜日)-05:01| カテゴリー: グレンダイザー, 創作, 雑記
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 Isottaさんが、地震津波お見舞いイラストを送ってくれたり、向こうのフォーラムで励ましのイラスト募集などをしてくれたので、何かお礼をしなければならないと思いまして……。イラストとメッセージ、家露さんのサイトでもまとめて紹介されています。

 津波にも、原発事故にも負けないぞ、ってことで、宇門博士に登場してもらいました。Gonagai.netのフォーラムには投稿済みです。サムネールの作り方がわからんかったから絵がでかいままになっちゃいましたが。

Reply image

 放射能漏れ騒動の最中ですので、個人モニターとガラスバッジ完備の宇門博士になりました。
 真ん中のラテン語は、フランシス・ベーコンの「知は力」です。背景は、RI崩壊系列の一部。

 もうちょっと上手く描きたかったんだけどダメでした……orz。いろいろと練習が足りない……。

Thank you very much for your illustrations and messages. Your messages encouraged us.
Tohoku area is damaged by the great tsunami, and besides, fukushima No.1 nuclear power plant has serious trouble.
In this drawing, Dr. Umon put on a gamma-neutron monitor and a glass badge. Background image contains decay diagram of radioisotopes. The Latin script means “knowledge is power”.



マップとか

|2011/3/30(水曜日)-20:53| カテゴリー: 雑記
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 福島第一原発周辺の風向きマップ(Google Mapsタイリング版)。
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/
 やっと気象屋が連携始めたか……。

 エネルギー戦略どうするか、って話。
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110323.pdf

 原子炉建屋の惨状……。
http://photos.oregonlive.com/photo-essay/2011/03/fukushima_dai-ichi_aerials.html



 プロキシ禁止にした場合、携帯でウェブサイトを見えるように変換しているjigブラウザーまで却下してしまう。
 jig運営事務局にきいたところ、プロキシ経由時のUserAgentは、

Mozilla/4.0 (jig browser web; 1.0.4; [端末名])

とのことなので、UserAgentをチェックして通すようにすればよい。



原発関連リンク

|2011/3/29(火曜日)-22:34| カテゴリー: 雑記
| 2 個のコメント

 先が見えない原発ですが。とりあえず自分用メモ。

 環境中のプルトニウムその他の放射線源について。過去データがどうであったかを知らないと比較にもならない。
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2003Artifi_Radio_report/chapter8.htm
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2007Artifi_Radio_report/preface.htm
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.top

 事故時のプルトニウムの挙動ですが、それほど遠くまでは飛ばないようです(もちろん、元の存在量、風の強さ、放出のされかたによりますが……)。あと、同位体存在比から由来の見当がつきます。Pu-238/Pu-239・240同位体比が0.05以下なら核実験、チェルノブイリ事故の時は約0.5(気象研)、福島第一原発敷地内のPu-238/Pu-239・240同位体比0.9-2.0は事故由来。
http://plixi.com/p/87687577

 アニメの世界とは違って、プルトニウム専用の分析装置や検出器といった便利なものはありません。ではどうするのか。どうも、前処理に時間のかかる方法しか無いみたいですね。
 ICP-MSによる検出。
http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~e881147/HP-Yasuyuki/Pu-02KEK.pdf

 セシウムについて。
http://lewis.armscontrolwonk.com/files/2011/03/Cause_of_the_high_Cl38_Radioactivity.pdf

 放射能のモニタリングも徐々に充実。
 放射能測定データの出し方が良くなった文部科学省。現在トップページで情報提供中。
http://www.mext.go.jp/
 全国の放射能まとめ。
http://atmc.jp/
 データはいかに見せるかによって理解が違ってきます。こちらは、測定データの可視化実験。
http://e-trees.net/mext_index.html
 IAEA。海における放射性物質の拡散シミュレーション。
http://www.iaea.org/newscenter/images/dispersion-900.gif

 今回の地震の前に出された津波のシミュレーション。
http://unit.aist.go.jp/actfault-eq/seika/h19seika/pdf/03.satake.pdf
 今回の浸水マップ制作中。
http://www.miyagi-shiryounet.org/00/front.htm

 原発そのもののメカニズムや、なぜ今のしくみのものになったのかについて。
経済学分野からの記述と分析。
http://dimetic.dime-eu.org/dimetic_files/cowan1990.pdf
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/9743/1/HNshogaku0002400030.pdf
 ブルーバックスが一部公開中。本は品切れ絶版らしいが、再版するとなると福島第一の記述は書き換えるしかないんだろうなぁ。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/bluebacks/special/nuclearinstallation.html

 沸騰水型の原子炉概略図。http://static.ow.ly/photos/original/9sVU.png
9sVU
 つまりは中に熱源のあるでっけぇ圧力釜で、配管やらセンサーやらを突っ込んでる代物のようです。施工がこの図にどれだけ近いかはわかりませんが、配管やらセンサー配線周りの材料がヤワだと、冷却にしくじったり、爆発で衝撃与えたとたんにそこが破れてだだ漏れになりそうな予感が。センサー周りのシールがエポキシだとかいう話もちらほら……(汗)。そりゃ内部が高温になったら、容器本体が無事でも、配線穴がただの穴になるわなぁ……。防火壁やら防護壁やらに電気の配線の穴をあけてケーブル通したら、穴経由の延焼が問題になる、って話もあったりするわけで……。

 比較対象にされがちなチェルノブイリのその後。発がんに関するレポート。
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf
 解説してくださってる方がいらっしゃます。つづくみたい。
http://ameblo.jp/md-traveler/entry-10841581588.html

 長崎の原爆の調査。紙媒体なので内容は読めません。図書館でとりよせるとか必要かも。
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10069/6425/1/KJ00000715431.pdf

 こちらは、煽り報道をかましたメディアのための恥の殿堂。
http://jpquake.wikispaces.com/Journalist+Wall+of+Shame



東日本大震災の緊急号外がダウンロードできる。
http://fotgazet.com/news/000072.html