実体を……

|2009/12/28(月曜日)-20:57| カテゴリー: ガッチャマン, 蒐集
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 e-bayで、実体を見せずに出品されていたBattle of the Planets本を即買い。そんなに高くなかったから手出ししたんだけどさ。ハードカバーの本だという説明しかなく、写真が出ていないからどんな代物なのか、内容、品質ともに見当もつかない。UKで出版されたものらしい。ISBNは記載されていたので、amazonを始め、いくつかのオンラインショップで検索したけどデータベース登録なし。冗談抜きで、実体を見せずに出品されてる謎の本だったという……何が送られてくるかは来てからのお楽しみ。福袋かよ!まったく……。



 元のソースが英語なのでアレなんだけど。
 地熱発電が地震を誘発したとして関連会社の社長が提訴されとります。日本語の紹介記事はこちらBBCの記事はこちら
 地熱の利用による地震発生についての、NatureのOpinionに出た記事はこちら。

 ちょうどReeさんに、ガッチャマンに嵌められていたところで、作品中にマントルプランの話が出まくってたので、思わず笑いました。地味に地熱利用だけしててもこの騒動だと、マントルプランなどという壮大な計画をやらかしたら、向こうの世界はいろいろとエラいことになってたかも。
 作品が作られた頃って、こういう問題は出てきてなかったんだろうなぁ。地熱系の利用が理想的で、原子力も今のイメージよりは管理しやすいって描かれ方をしてるし。
 IIの最初に敵側が地底でしくじった被害を食い止めなきゃ、で南部博士が大汗、というのはあったけど、ISO側から問題を引き起こしたことって無かったし。



 Reeさんのところで、クリスマスイブの2日前くらいに「クリスマスフィクの準備……」って話が出たので、それじゃあ私も、と急遽書き始めたんだけどクリスマスに間に合わなかったクリスマスフィクというなんだかトホホ感が漂う代物ができたので公開。
 今回はグレンダイザーじゃなくて、ガッチャマンの南部博士本です。直リンクは「COUNTDOWN」、pdfファイルでの公開です。ブラウザで見えない場合は、右クリック(Windows)あるいはcontrol+クリック(Mac)してダウンロードし、Adobe Readerで開いてみてください。
 忍者隊結成のはるか前の話で、Gスーツ開発話にクリスマスを絡めたものなので、ケンやジョーの活躍を期待している人はスルーしてください。

#Reeさんのところで箱詰めして持ち帰った南部君は、ウチでは超多忙でした^^;)。

 作者が愚痴るのもどうかと思うんですが、今回は書き終わって疲れましたぁ〜〜。急がないと年明けになって公開が1年先になりそうなので……。どういう舞台にするかに始まり、本編に登場するガジェットとそんなに離れていない物が出てくるようなフロアマップを書いて、キャラの動きとか状況メモを作って、トラップに何を持ってくるか考えて、物の配置を決めて、描写した分をどこでどう使わせるかつじつま合わせをして……何かアドベンチャーゲームのシナリオ書いてるっぽかったです。
 忍者隊の戦闘アクションがものすごいので、素人ではあそこまでの動きはしちゃいけない(そうでないと忍者隊が必要無くなってフィクとしても成り立たない)から、大部隊を相手の銃撃戦はダメ(静止した的を撃つのはOK)、そんなに敏捷じゃない相手を躱すとか逃げるとかはOK(但しジャンプ移動はせいぜい1階分つまり床から天井に飛びついてよじ登るのと、普通の建物の床から天井までの範囲でのアクションに限定、それ以上は梯子かロープを使用)。このへんは、アクションアドベンチャーの主人公が可能な動きを考えるのと似た感じ。博士が主人公だから原則力押しはダメで知識と技術でピンチを切り抜ける展開にしないといけないとか、制約がいろいろ。できれば本編に繋ぎたいので、なぜ若者集めて忍者隊にすることを考えたかとか、マントルプランを主な仕事にしたのはなぜかとか、デーモン博士と何で後で揉める羽目になったのかとか、その辺の因縁話を入れて……。書いてる側がパズルを解いてる感が。
 この骨格にもう1つ別のタイムラインで進む事件を入れて、女性キャラを入れて、恋愛シーンまで突っ込むと、それなりの描写が必要になって、普通の長さの小説として成立させられそうなネタだと思うんですが、その余裕が無くて、ほとんどネタと構造だけで書いた感が。

 関連フィクリスト(マジンガー以外)のページはこちら。pdfでの公開です。感想などいただけると嬉しく思います。

 新年フィクは今のところno ideaなんですが、南部君バレンタインフィクは、またまた別の災難に遭いそうなアイデアだけあったりして、まあ、私が書くと主人公が悲惨な目に遭うというパターンが確立しつつあります。酷い作者だ(大汗)。

【追記】
 何かあちこち説明不足だったり、台詞の言葉消し忘れて矛盾が出てたり散々です……(大汗)。焦るといいことがないなぁ。
 一応最新版はver.1.2になりました。説明が足りなかったのでエピローグに台詞追加。



Battle of the Planets Classic Issues

|2009/12/22(火曜日)-21:32| カテゴリー: ガッチャマン
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 最初にアメリカでガッチャマンが放映された当時(1979-1980)に出ていたコミックス再録本を入手したので紹介。中は白黒。一応、北米版の本紹介コーナーにも情報を追加。内容は、既に紹介したカラー版のコミックスとも、もともとのガッチャマンともかなり違っている。後から作られたカラー版コミックスの方が、日本版の本編をきちんと踏まえて書かれている。

 まず、忍者隊諸君とゴッドフェニックスと火の鳥。

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 次が、諸君に指示を出す南部博士。この時から名前はANDERSONだった。赤親父と、日本版での長官が登場しそうな様子は全くない。
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 ベルクカッツェ。総裁Xもほとんど日本のものと同じに描かれている。
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 で、これがUS版の特徴である、指令を伝えるロボット7-ZARK-7。

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 メカ同士の戦いが主で、兵士と忍者隊のバトルは出てこない。当初、どれだけ違うものとして紹介されたかを知るには良い資料になるかもしれない。



ちょっと問題有りか?

|2009/12/21(月曜日)-21:41| カテゴリー: ガッチャマン
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 ファンタスティックコレクションNo.2の白鳥のジュンについての記述で、

十三歳になった頃、南部博士の身の回りの世話をするという名目で甚平ともども孤児院から引き取られた。

とあるのだけど……。13歳の少女を「身の回りの世話をさせる」目的で引き取る設定年齢45歳(引き取った当時、放映開始時は3年後だから48歳)の独身の南部博士(男性)ってことだよな。今ならまず間違い無くロリコンの烙印を押され、小児性愛に走りそうな要注意人物とされ、ISOみたいなお堅い職場の地位も危うくなるんじゃないか。名目でもその設定はアブな過ぎるぞ、南部博士。

 しかしそう考えると、70年代はまだのどかだったんだなぁ……。まあでも、源氏物語あたりを見ると、光源氏なんか堂々と幼女以上少女未満あたりから愛でて育てる方針とってるしなぁ。



 Battle of the Planetsのコミックスを眺めているんだけど、Battle Bookってのが出てて、その演出が凝っててツボにはまったんで紹介する。
 まず、本編comicsのvol.1より。
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 仕事で会議に出て説明している南部博士(ANDERSON)がまた妙に迫力ある上に有能そう。1枚目の最後のところで報告書渡を出しているんだけど、実は、Battle Bookは、このシーンにに登場する報告書仕立てだったのよ。
 Battle Bookのカラーの表紙をめくると、
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 いきなりトップシークレットの報告書の表紙が。南部君=ANDERSON編集の極秘報告書なんだぜ。
さらに中を見る。宛名や差出人の部分に注目。
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と続いて、次が南部=ANDERSON自身の役割を記載。
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 このあと、忍者隊メンバーの紹介、メカの紹介、武器や装備の紹介が報告書仕立てで解説される。ギャラクターの組織等についても記載した後、ガッチャマンのアートギャラリーが14ページほど掲載されている。
 で、記述の一人称が”I”なんだわ。つまり、全編南部君=ANDERSON視点で書かれた報告書風解説本なのよ。
 解説部分の最後のページに至っては、
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 ばっちり署名入り(あ、もちろん署名は印刷な)。最後の”With all sincerity for the survival of humankind.”(人類が生き延びられんことを、とでも訳すのかな)てのがグッときますねぇ……。

 科学忍者隊ガッチャマンのムック本を買ったら、南部博士がアンダーソン長官か国連事務総長あたりに提出する機密文書になってて、ギャラクターの脅威とその対策方法が延々と南部君の一人称で記述されてて、南部考三郎の署名捺印付きでした、という感じなわけよ。うーん、ファンフィクでやってみたくなるなぁ。南部博士なりきり技術&戦闘報告書。

 いやー、アメリカ人もやってくれるわ……。南部君ファンとしては、何かめちゃめちゃ嬉しい……。ホントに南部博士が居て、いろいろ活動しててくれたみたいで。



GOLDRAKE d/world正規版3,4

|2009/12/12(土曜日)-23:54| カテゴリー: グレンダイザー, 蒐集
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 しばらくぶりにebay.itを調べていたら、UFO ROBOT GOLDRAKE SECONDA STAGIONE vol.3, vol.4が出ていたので即買い。購入は、以前からd/worldのDVDやマンガを買っていたショップlattitude42comicsさんのところから。
 イタリアでは、1つのケースに1枚のDVD収納という形で出ている。DVDは全12巻で、前半と後半に分けて、前半をprima serie、後半がseconda stagioneとして発売された。prima serieの6巻には、6枚分収納のケースが付録についた。その後、seconda stagioneの1と2が出て、ずっと間が開いていた。やっと続きが出たのはめでたいですね。この調子で最終巻まで出して欲しいところ。

 このシリーズでは、イタリア版の人物名と武器名が使われている音声と、日本版準拠の人物名と武器名が使われている音声の2種類が収録されている。ただし、新録なので、イタリア放映当時のテレビで流れた音声とは別物(放映当時のものを知りたければ、そもそも正規版が存在しないため、イタリア人ファンがアングラで作っているDVDをどっかから入手するしか方法がない。何てこったい、まったく……)。パッケージは越智カントクの絵で超絶キレイだし、録音も良くなっているので、イタリア事情を知りたいファンと、イタリア語をネイティブスピードで聞きたい人は、是非入手すべし!



 US版のBattle of the Planetsを集めているのだけど、南部君(CHIEF ANDERSON)と赤親父(CRONUS)がカッコ良すぎて……。画像クリックすると拡大表示されるはずなので、ぜひ大きくしてご覧いただきたく。

 まず、BLOOD RED SKYより。眼光鋭い感じで、えらく迫力があります。
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 次は、ベルクカッツェ(ZOLTER)に襲われて重傷を負った姿。日本版に加えて海外版まで合わせると、包帯属性まで追加されるという、何というおいしいキャラ……。
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 別の巻の冒頭部分。レッドインパルス隊員は増員されてて、上半身裸の覆面が赤親父です。何このマッチョな姿……。で、これがちゃんと白スーツを着ると右下のコマになる。
 健(MARK)もジョー(JASON)も迫力があるんだけど、それを上回ってオヤジキャラの存在感がすごいんですが(汗)。真ん中のコマで健が多少迫力的になったくらいじゃ追いつきません。
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 南部君と赤親父のツーショット。
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 メカやガジェットも今風に描き込まれててGOODです。この方向に突き抜けた、オリジナルエピソードが出て来るなら歓迎です。というか、このノリでOVAガッチャマンを作って欲しかった。あの、何とも言えない風体の南部博士よりは、こっちの方がよっぽどいいよなぁ。

 あ、参考までに宇門博士は、イタリア版コミックスのACTARUSの中で、遺跡調査に行って落盤に巻き込まれて担架で運ばれて両足ギプスってのをやってくれてます^^;)。