一応バレンタインフィク

|2010/2/14(日曜日)-23:12| カテゴリー: ガッチャマン, 創作
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 一日遅れたけどバレンタインフィク。
 ガッチャマンの南部博士本。「迷宮にて」。
 チョコレートが届いたって事件になるのが南部君でした。当日から書き始めて終わらず、数時間遅れで完結。ごめんよー。

【追記】
 既に改訂してver.1.1になってしまった……。

 「ありゃりゃ狩っちまった……」で、70年代末に格闘シーンを差し替えられた米国放映版全85話のDVDを、競り合って争いの末ゲットした話を書いた。しかし、その後、商品の紹介をしていなかった。その理由は……

 送られてきたのが見事な海賊版、っつーか、もろ違法コピー品だった

からであるorz。
 このコピー、15枚のDVDのセットで、85話に加えて、映画(日本の映画版ガッチャマンとは異なる内容で、やはりTV版から編集されたもの)や、映像ギャラリーなどのボーナスディスクが含まれていた。ジャケ絵はクオリティの悪いカラーコピーで、ディスクは市販のDVDの真っ白いもので、ディスク番号だけマジックで書いてある。ジャケ絵の裏を見ると、Region 2 PALとなっていた。しかし出品者は、Region1のUS版だから視聴環境はあるかと私に訊き、私はYesと書き送ったりもした。つまりオリジナルはUSのものではなくてヨーロッパのものだったらしい。
 推察するに、元々ヨーロッパで出されたものを北米で見られるようにするために、Regeion1のNTSCに変換したものということなのだろう。そのコピーを違法販売していたのを知らずに競り合ってまで私がゲットしたと。そらまあ、商品説明には「レア物です」とは書いてあっても「違法コピー品です」とは書いてないから、モノが来るまでわからないわな。ジャケ絵の写真は出ていたけど、単に写真うつりが悪いのかモノがコピーなのかの判定は見ただけでは難しいし。
 さすがに、この先、US当時モノを話題にするのに「ソースはオークションで獲った違法コピーです」とは言えんわなぁ(汗)。
 ジャケットに販売元のウェブサイトのURLが書いてあったから、見に行って、正規版があるなら買い直そうと思ってカタログを調べたけど、とっくに絶版になったらしく、実体も影も見当たらず。USのebayオークションで出回っている6巻セットのヤツは、85話分のうちの何話かと、日本版のガッチャマンの吹き替えに、ポルトガル語版とかがオマケで入っている代物だから、それはそれで面白そうなんだけども、US版を全話通して見るという目的は達成できない。このコピーしか85話を見る方法が無いなら仕方無いか、と思って半ばあきらめていた。そうしたら、先日、DVD12枚からなる85話セットが、即決価格指定で出品されていた。しかも、競り合った価格よりかなり安かった。出品はUSからではなくUKから。これは、と思って速攻で購入決定。それが、今日とどいた。
 今度はちゃんと、装丁から見ても権利関係の記載からみても、正真正銘の向こうの正規版だった。そしてDVD-BOXの箱を開けて出てきたのは……先だってコピーを入手したのと同じレイアウト、同じメーカーのジャケ絵だった。
 ディスクの対応を確認すると、コピー品の方は同じ内容を15枚に分割してあって、ジャケ絵もそのように作られている。ジャケ絵をパクッて同じデザインにするほどの手間をかけたとも思えない。多分、もとの正規版が2回くらい販売というか再版されて、全く同じ内容で15枚セットのものと12枚セットが出ていたのではないだろうか。
 正規版の箱には、Universal Studio(UK)がEU限定で販売、と書いてあって、Sandy Frank Film Syndicationのコピーライトマークもついている。北米版の85話セットはそもそも存在しないのかなぁ……。

 まーでもこれで晴れてUS当時版について紹介できまつ。v(^^)v

 なお、今出ているGatchamanのDVD-BOXシリーズ(英語吹き替え版)は、日本のガッチャマンをそのまま吹き替えたものになっており、登場人物の名前も、日本のものに準拠している。この間いくつか手に入れたもので確認してみたら、南部博士への呼びかけはSecurity Chief AndersonじゃなくてDr. Nambuとなってるし、諸君の名前も同様。

お土産もらって来ました

|2010/1/23(土曜日)-23:25| カテゴリー: ガッチャマン, 創作
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 あたるさんのところからお土産もらって来ました。

 腰にタオルに白衣の南部博士がスクランブルかけてるシーン……かな。
omiyage1.jpg
 まあ、最初に次の舞台は「温泉」てリクエストしたのはあたるさんで、それに私とReeさんが悪ノリしまくった結果なんですが。
 それにしても、少女漫画でヒロインが花背負って現れそうなシーン、南部博士がやるとジゴキラー背負って現れそうで、何と言ったら良いのやら。
 まーいずれにしても、「マッド」と「萌え」を同時に満足する希有なキャラですわ>南部博士。

家露さんにお返事

|2010/1/20(水曜日)-23:49| カテゴリー: ガッチャマン, 創作
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 家露さんのこのエントリーにお返事。
とりあえず、南部君のドレスは不要です。
 南部君に関しては、こういう格好↓を想定してます。ドレスじゃなくて白衣です。言葉で説明するより挿絵にして注を付けた方が多分わかりやすいので、描いてみました。
hakui.png

 一応、円沈管持たせてみましたが、メスとかハサミとかカミソリとかを持たせるのもOKかと。
 ISO標準の白衣としては、前ポケットにISOのロゴ、ポケットのちょっと上に所有者の名前を刺繍で入れる、みたいなイメージです。で、温泉仕様になると、背中にでっかい温泉マークと通し番号が追加される(笑)。
 まあこの格好で暗い部屋をうろつかれるとそれだけで十分マッドな雰囲気は醸し出せると思うんですが。ISOのロゴは工夫の余地ありかも。そのうちデザインを考えます。
 もともとの私のフィクでは、南部君が居る部屋は、生化学系の実験室+ちょっと変わった培養設備(=ジゴキラー風呂)なんで、湯船と実験室を言ったり来たりして作業することになり、しかもISOの施設なので職員が来ることもある。それなら腰にタオルくらいは巻いてないと失礼だし、白衣も必要なので、この格好になるわけです。実験最優先にするとこれが一番効率が良いんですよ、多分。そして他人からどう見られようが、未確認生物を前にした南部博士が意に介するはずもなく……。

 ガッチャマンのSF考証をやっておられた小隅黎先生が亡くなられた。一応、東京創元社のページから引用しておく。

SF作家・翻訳家 柴野拓美(筆名=小隅黎)先生逝去

SF作家・翻訳家の柴野拓美(筆名=小隅黎[こずみ・れい])先生が、1月16日午後8時6分、肺炎で逝去されました。1926年10月27日、石川県生まれ。83歳でした。

日本初のSF同人誌〈宇宙塵〉を、1957年5月の創刊時より一貫して主宰、編集してこられました。月刊商業誌〈SFマガジン〉に遡ること2年前の創刊であり、この同人誌からは星新一をはじめ数多のSF作家、翻訳家、評論家が誕生しています。創刊から15年間は月刊刊行、その後も現在まで不定期刊で続いており、最新号202号は昨年春に発行されました。

翻訳家・小隅黎としての弊社・創元SF文庫への初登場は、1977年刊行の、E・E・スミスのレンズマン・シリーズ最終巻(当時いったん全6巻として完結していた旧訳版シリーズに続けて刊行した、第7巻『渦動破壊者』)でした(当時の叢書名はまだ「創元推理文庫SFマーク」)。そして2002年から04年にかけて刊行した新訳版レンズマン・シリーズは創元SF文庫での、また先生の単独名義での訳業としても、最後のまとまったお仕事となりました。

レンズマンに関しては、02年5月、丸善名古屋店の主催で、”新訳版『銀河パトロール隊』刊行記念”と銘打ち、柴野先生の盟友だった故・野田昌宏先生とのトーク・セッション「SFこそ我が人生」が同店で開催され、100名近い参加者を集めたことも、今とても懐かしく思い出されます。

ハードSFの翻訳が中心でしたが、それにとどまらず、創元SF文庫ではニーヴン&パーネル『インフェルノ』、ハル・クレメント『一千億の針』や、また、ポール・アンダースン『アーヴァタール』、そして『造物主(ライフメーカー)の掟』他のJ・P・ホーガンの諸作品を翻訳していただきました。

編集部では昨年12月に、日下三蔵先生とともに御自宅へおうかがいし、3月刊行予定の今日泊亜蘭『海王星市(ポセイドニア)から来た男/縹渺譚(へをべをたむ)』のための「今日泊さんの思い出」のインタビューを収録させていただいたばかりでした。

ご冥福をお祈りいたします。
(2010年1月16日)

 ファンアタスティックコレクションNo.3の科学忍法火の鳥の考証を書いておられるのが小隅先生なので、業績を偲びつつ読むべし。
 そういえば、初代ガッチャマンてちょうど今頃(2010年)の時代をイメージして作られたとどこかにあったような……。

 Reeさんのところで、「これは先に 涼さんに南部君で温泉掘って貰いましょ。」発言が出たのでそれを受けて。

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実体判明、その他

|2010/1/12(火曜日)-01:54| カテゴリー: ガッチャマン, 蒐集
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 実体を見せずに出品されてたハードカバーのBattle of the Planets本を落札したのが今日届きました。イギリスで販売されたカラーコミックスで、イタリアで印刷されたもののようです。中の絵の方は、既に入手したアメリカの最初の放映当時に出回っていたコミックスと同じものらしく、Classic Issuesに収録されているものの一部と全く同じでした。

 あと、アメリカで放映されたBattle of the Planetsの85話分のcomplete set DVDを海外オークションで買ったのが無事届きました。The Official Guidebook と突き合わせて確認するための資料としては十分です。1話を見たんですが、三日月基地(Center Neptune)は最初からあることになってるし、ナレーションの内容は7-Zark-7が全部喋っちゃうし、兵士との戦闘シーンは全面カットと、前情報通りの改変というか改造ぶりでした。

 家露さんのところから、なぜか着付け教室のヘッドになって営業している南部君と宇門博士をいただいてきたので、これをネタにしてショートストーリーなど。
ノリでやった。後悔はしていない。公開はするが。
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