・科学要塞研究所直撃シーンから。
・巨大な地獄王。
・くろがね屋のメンバーのところに駆けつける暗黒寺と警官達。
・マジンガー軍団の集中攻撃も通じない地獄王。
・研究所の光子力砲も効かない上、光子力が漏電(?)。要塞ごと地獄王に引っ張られる。
・つばさ「でも、その姿は自業自得」。胸から下が触手って、自業自得の斜め上だが。
・剣造の手(まともな手)は薬を浴び、ヘルが治した時にケドラを埋め込まれる。ケドラの研究は剣造より先にヘルがやっていた。
・ケドラの力で生き延びた上で体を切り離してヘルからも隠れて10年生き延びた剣造……その割にはまだケドラ付きに見えるが。
・ここに来ていきなりヒロインになってるガミア。光子力の流れをコントロールする。
・弓「確かに、私たちには誰も信じられない奥の手がある。しかも、それは、ドクターヘルのアキレス腱ともいえるもの。もし、それが切れればドクターヘルは、ドクターヘルは……」
・あしゅらの手引きで地獄王の中に入っている甲児。ヘルは相変わらず「島」と言ってるが……。半分島に埋め込まれた状態ではある。
・もともとトリスタンとイゾルデは完璧な体だったが、半分くさったのはヘルの薬品処理によるもの。十蔵と初めて発見したふりをしてつばさに手術をさせた。ミケーネの秘密は剣造のものだとそそのかしたのもヘル。
・マシンガンでミケーネを殺しまくったのも剣造。
・頭を壊される地獄王。
・ガミアの制御で光子力バリアを張る。
・降り注ぐロケットパンチ。数が多い。研究所の回りに降り注ぐ……アンソロジーコミックスで、
・マジンガー軍団に隠されていたロケットパンチ。
・ヘル「バカか」……身も蓋もない。
・ボスボロットの頭がトラクタービームでZを引き上げる。
・ロケットパンチをかわすヘル……なかなかの身体能力。
・ロケットパンチで巨大なパンチ……胸のどくろマークをぶち抜いて地獄王は真っ二つ。
・ビッグバンパンチで上半身も破壊。
・空の色が変わる。
・ドクターヘルの世界征服の相手は地球ではなくミケーネ。地獄王は光子力の器。そのために光子力を欲しがった。
・柱に降りてやってくるミケーネの神々。
・トリスタンとイゾルデの自決の血で甦るミケーネ。ヘルが死んだからあしゅらが自決可能になった。
・マジンガーに降り注ぐ槍。
・暗黒大将軍が富士山の上の方を切り飛ばして終了。

 全体として見ると人類絶滅エンドだが、キャラ別に見ると決着はついているような……。
○甲児
 もともと「おじいちゃんの仇討ち」を目的に戦っていたのであって、「ミケーネ復活阻止」については考えていなかった。ヘルを倒したので目的達成。グッドエンド。ただ、神になるか悪魔になるかについては自分から積極的に選べず、結果としてミケーネ復活に手を貸してしまいどちらかというと地球人類にとっては悪魔になったところが惜しい。おジイちゃんも嬉々としてロケットパンチ百連発やらビッグバンパンチをかましてたわけで、十蔵と別キャラといえばそうなんだけど、甲児の責任とは言えない気が。
 客観的には、ミケーネに戦争仕掛けるつもりだったヘルを倒してシャーマンのあしゅらを助けたという、ミケーネの神々にとっては功労者なわけで、むしろ今後は恩人扱いしてもらって当然なポジションに。ミケーネにとって、復活をもたらす「神となった」ことだけは確か。
○光子力研究所&弓教授&三博士
 「ジャパニウムと光子力を守って平和利用する」が目的だから、科学要塞研究所を出しちゃって平和利用onlyとは言えなくなったとしても、ジャパニウム鉱石は守ったわけで、これもまあ8割方当初の目的を達成。グッドエンド。
○つばさ
 剣造を信頼していたのに、ケドラを奪われたことと弟の鉄也を巻き添えにする原因を作ったことから、剣造許すまじ状態になっていた。しかし、ケドラ寄生とそれに続く裏切りはヘルの策略によるもので剣造の意思ではなかったことが判明し、ヘルは甲児が倒すわけで、本命の相手に仇討ち達成。グッドエンド。というか、地球が滅ぼうが仇討ちを優先するのが豪ちゃんのキャラだと思うわけで、途中から慌てるなと。
○あしゅら
 もともとこの話は途中から「あしゅらの物語」だとされていた。本来のミケーネのシャーマンとしての役割を果たして見事ミケーネの神々を復活させた。ベストエンド。
○くろがね屋の面々
 つばさの意向に従っていればそれでOKな人々だから特に可もなく不可もなかったものと思われる。
○ヘル
 ミケーネを侵略するつもりでいたらしいが、光子力を手に入れる前に倒されるバッドエンド。
○兜剣造
 ミケーネ復活阻止を真面目に考えていたが果たせなかったのでバッドエンド。自身に巣くったケドラを処理して体を失っていたので本来の力を発揮できなかった模様。率先してミケーネ人をマシンガンで一方的に殺戮しているあたり、「異種族とは共存できず、どちらかがどちらかを殲滅する結末以外有り得ない」という価値基準を持っていたらしい。冷徹さにおいては東映版と共通するものがある。過去にミケーネの側が地球人類を殺戮していたのだから剣造による殺戮はまあ当然だし、因果応報でもある。

 主要キャラについて見れば、当初の目的についてはグッドエンドとバッドエンドにきれいに分かれて、決着がついている。ただ、全体として「ミケーネ復活で個別キャラの都合はともかく地球人類絶滅の危機」という壮絶なオチが待っていたというだけであって……。

 ミケーネの脅威に先に気付いて対策しようとしていたという剣造の立ち位置は東映版と変わらない。が、十蔵と示し合わせる代わりにヘルに騙されて隠れる羽目になった、というところで話が違ってきている。

 続編の具体的な話は今のところ無いが、もしやるとしても、東映版への接続はできなさそう。ただ、光子力の器を作るノウハウは剣造が知っているわけだから、今度は地獄王ではなくてゼウスになる器を作って、Z神復活で対ミケーネ戦をするくらいしか方法が無さそう。それまでのつなぎとしてグレートを出せなくもないだろうけど。
 ただ、今回のミケーネ復活は人間の功績であって、ミケーネに攻め込もうと画策したヘルは死亡、ミケーネの同報を殺戮した剣造は体を失うという罰を既に受けている。復活したミケーネから人間は感謝されることはあっても、蹂躙される謂われはないわな。ここでミケーネの人類支配やら殺戮やらが始まったら「この恩知らずめ地球から出ていけ」バトルが展開されることは必至。

 もしこのノリでグレンダイザーまで続けたら、星の彼方で戦争してる神々のとばっちりで人類蹂躙されまくりの後だけに、落っこちてきた宇宙人とロボットを保護したりすると、それだけで地球人側からの迫害がものすごいことになりそう。むしろコミックス版デビルマン的展開とか「不動を待ちながら」みたいに、人間の心の醜さが前面に出てくる展開になりそうな予感が。



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