ここのサイトはブログもhtmlコンテンツも含めて、さくらのレンタルサーバーのお世話になっています。契約したのが前からなので、スタンダードプランの容量が30GBのままです。まあ、今の使い方をしている限り、向こう数年以上はディスクを気にする必要はないのですが、固定のコンテンツの制作がいろいろ面倒になってきました。今さらフレームレイアウトでもないだろうし、かといってCSSで全部作り直すのも面倒だし、頼りにしていたDreamWeaverは度重なるバージョンアップでとうとう買い取り方式ではなくなった上にだいぶ前からAdobe価格(つまり高価)だし……。
 そこで、contents management system (CMS)を入れて、ナビゲーションの構築などはCMSに任せて、コンテンツ更新の方に集中することにしました。
 すると、今のスタンダードプランでは物足りません。容量的にも機能的にも足りない。かといって専用サーバーを借りると、趣味のサイトにしては高すぎるし。さくらのプランをいろいろ検討した結果、VPSを使うことにしました。さくらのVSP2Gってヤツです。レンタルサーバーとそんなに変わらない価格帯で、固定IP振ってもらえて、rootにもなれる。これまでのように転送データの制限もない。ちょっと写真の多い記事を書いて編集してたらアクセスできなくなるようなこともない。きっと便利になるはずです。
 冬コミがどうなるかわかりませんが、追い込み前にサーバー移転を済ませよう。早速作業を開始します。
 クレカ支払いで申し込むと、30分も経たないうちにサーバが割り当てられて、初期パスワードやIPアドレスがメールで送られてきます。無料お試し期間は2週間。お試しの間はDNSに登録できないといった制約はありますが、旧サーバーで運用しておいて新サーバーの準備が完全に整ったら切り替えるので問題無しです。準備ができればいつでもお試しを終えて利用に入れます。

OSの変更

 初期設定はCent OSだかになってますが、そんなの使うつもりはないので早速変更。VPSコントロールパネルからOSの再インストールを行います。今回は、FreeBSD9.1 AMD64を選びました。インストール手順は、http://support.sakura.ad.jp/manual/vps/mainte/custom_freebsd9.0.htmlとか、http://blog.livedoor.jp/saba_nano/archives/28363307.htmlにあります。インストールを始める前に、パソコンのブラウザでJAVAが実行できるようにしておきます。インストールが始まると、JAVAを利用したコンソールウィンドウが開いて、オプションなどの操作をすることになります。まだ、元のブラウザのウィンドウには、IPアドレスやネットマスク、ゲートウェイなど、最初に設定すべき情報が表示されるので、ウィンドウを注意して見ておきます。

 パーティションはお任せコース(Guided)だと
64KB FreeBSD boot
196GB freebsd-ufs
4GB freebsd swap
で、まあ/varを一緒にすることもないし、自分一人しか使わないから制限をかける必要もないのでこのままいきます。メニューはスペースで選択or決定、TABで項目移動、Enterで決定です。メニューからユーザーを追加できるので、最低一人はパスワードで入れるユーザーを作り、グループwheelにも入れておきます。これをやっておかないと、Macのターミナルから作業するということができません。rootではsshログインできないし、wheelに入っていないユーザーはrootになれないし、直接rootで入れるJAVAのコンソールは狭いので不便です。終了したらリブートして、インストール画面が出るのでshellに戻って、


shutdown -p now

とやって停止させた後、VPSコントロールパネルから再起動します。

最初の作業

 これから長いインストール作業が始まります。が、sshでログインして暫く何もしないと強制ログアウトさせられてしまいます。なので、追い出されないように、/etc/ssh/sshd_configで次のように設定します。


TCPKeepAlive yes
ClientAliveInterval 60

 設定したら、sshdにHUPを送るなどして、設定を読み込ませます。これで、作業中にお茶をのんで休憩しても追い出されることはありません。



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