トゥームレイダー

|2013/4/29(月曜日)-04:14| カテゴリー: ゲーム
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 発売されたばっかりのトゥームレイダーで連休中に遊んでいたのだけど、主人公のララにふりかかる災難がいろいろと酷すぎる。まあ、そういうストーリーのアクションアドベンチャーなんだけど。
 以下ネタバレ含むんで、これからプレイする人は読まないで下さい。

 まず、今回のはララが考古学専攻して大学出たばっかりの、最初の調査という設定。二十歳過ぎくらいの若いお嬢さん。邪馬台国探しに出かけ、嵐にあって船が難破し(日本列島ではなくて)どこぞの孤島にたどり着く。日本列島でもリアル邪馬台国の位置は論争中だけど、ゲームの邪馬台国は日本から既に移転済みで、移転先候補が複数ある模様。この状況でばっちり邪馬台国を引き当てるあたりがさすがララなのだが、この邪馬台国がひどい。女王卑弥呼は太陽の王だが、肉体が年を取ると若い女性に魂を移し替えて生き続けるという、伝奇モノ定番の設定。ある時魂移し替えの儀式が失敗し、死んだ体にそのまま魂が残ったものだから卑弥呼女王が祟る祟る。失敗やらかした儀式担当者が切腹して詫びるも効果なし。結果、海岸沿いは穏やかな気候なのにちょっと内陸で標高が上がるとブリザード吹き荒れるお天気。外から近づく船は嵐で沈没させ、それでも生きて一旦島に流れ着いたら最後、出て行こうとすると大嵐を起こして船は沈没、空から飛行機やヘリで来ても落雷命中で100%撃墜。太陽の女王の武器というより、どこのインドラの矢ですか一体、という状態。
 女王を守ってる兵士が居るが、大和時代以前の服ではなく、室町時代くらいの鎧兜を身につけている。どうも初代卑弥呼から何回も魂移して室町くらいの時代になって失敗、兵士の方も何百年か生ききてて(というか祟りパワーで活かされて)女王の器探しをしているらしい。
 ララより先にたどり着いた人達も脱出は試みたがどうにもならず、あきらめてというか卑弥呼のパワーを信じて女王の器となる若い女性探しに協力しているが、そうしないと卑弥呼の部下に殺されるからだという悲惨な状態。
 シリーズの他のゲームは別勢力とかライバルのトレジャーハンターと戦う展開なのだが、今回のは、卑弥呼の祟りパワー&何百年か生きてるアンデッドな鎧兜集団&若い女性を連れてきて卑弥呼の魂を移し替えれば嵐が止んで自分達は脱出できると思って居る武装した狂信者集団の相手をする羽目になる。
 最後は祟り止めて無事脱出なんだけど、それまでに頼りにしてた仲間は死ぬは、一緒に来ていた一人は裏切るは、あんたと居ると生存率低いと言われるはで散々な状態。考古学者として一歩を踏み出したにしてはえらくハードなんですが、こういうひどい状態を生き延びて、作品時間では後の方の何があっても動じないララが出来上がったんでしょうねえ、と納得はできる。

 ゲームとしての難易度は、一番易しいのを選べば、反射神経鈍いアクション苦手な人でも楽しめる。自動セーブで死にやすい直前の部分でこまめにセーブしてくれてるから、失敗してもそんなに時間をかけずにやり直しできるし、QTEのタイミングも甘めかも。上級者は難易度高い方で楽しめということなんでしょうね。ストーリーを終わった後、コンティニューすれば、適当に島を探索して、ストーリーを進めている時に集め損ねたアイテムを集めたりできる。時々敵も出てきて銃撃戦してくれるのでそれなりに賑やかに楽しめる。セーブがこまめだからいつでもやめられて、その人にあったペースで遊べるのでなかなかいい。



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