創作の裏側

|2007/1/16(火曜日)-21:57| カテゴリー: 創作
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 英さんの掲示板にも書いたが、先日公開したマジンガーZファンフィク「MJC」に関する裏側メモ。
あの時代のアニメの設定は、結構大雑把だったり矛盾があったりだが、きちんと集めてみると、マジンガーZのエピソード0の内容を小説にするには結構制約が厳しいことがわかった。マンガなら、凄いロボット開発しました、って絵一枚で説得できるが、小説はプロセスを書かないといけないわけで……。

 書かなければならないこと、満たさないといけない条件はこんな感じ。あれこれ考えて書いてたら半年経ってしまった^^;)。

○十蔵のしていたこと
・光子力研究所は、超合金Zと光子力の研究が主目的であるから、ここの初代所長十蔵の専門も同じでないといけない。ロボットの研究は表向きメインではない。むしろエネルギー問題の解決などを掲げていたはず。
・Zを開発しているから、ロボットの技術の蓄積もそれなりにないといけない。きっかけとその後は?
・剣造のサイボーグ化をしているから、サイボーグを作る技術の蓄積もそれなりに必要。これもきっかけとその後は?
・ロードス島調査団に加わった時は、ロボット工学で加わったと思われるので、その時までに巨大人型ロボットの仕事が何らかの形で知られてないといけない。
・年齢からいっても弓の指導教官の立場になるはず。
○弓のしていたこと
・光子力と超合金Zについては、十蔵と一緒に研究を進めてきた。
・巨大ロボットについては、地質調査用のものを作っているから、そういうものが必要な仕事をしてきた過去がないといけない。
・十蔵の調査の間、弓は一緒ではなかった。
・Zを超えるものを作ってないし、作ろうともしていない理由が必要。
○ヘル
・サイボーグ製作では十蔵よりずっと上。
・巨大ロボットでは十蔵を超えられない。
○技術の展開
・ジャパニウム発見の経緯
・光子力発見の経緯
・合金Z、超合金Zがどうして作られたのか。狙って作ったのか偶然の発見か。
○剣造のサイボーグ化が可能であるための条件
・剣造と十蔵は近くに居なければならない。
・病院で死なれては手遅れ(脳は生きててくれないと)。
・十蔵は手術用の設備を秘密裡に確保してないといけないし、技術も持ってないといけない。
・弓は弟子として十蔵の近くにずっと居たから、それなりの情報は伝わる状態だったはず。
・その弓にも内緒でサイボーグ化できる状況を設定しなければならない。
○爆発事故はどこで起きたのか
・事故の時、Zの骨組みは完成している。
・剣造夫妻がほぼ即死というのはそれなりに激しい事故だろう。
・Z建設中の別荘が吹き飛べば、注目されるどころで済まず、消防がやってきたり警察の捜査が入ったりする。結果Zの存在もその時点で明るみになりかねない。また、運がわるかったら建設中のZの骨組みも破損するかも。
・Z建設中の別荘以外の作業場所が吹き飛んでも、やっぱり捜査の対象になる。この場合は富士山麓に1個所(Z用)と、もう一個所(必ずしも富士山麓でなくてもいいが、Zの作業を並行してできる程度の距離でないといけない)十蔵の拠点が必要になる。
・犠牲者が剣造夫妻だけだから、人通りの多い大学キャンパスなんかを吹き飛ばすわけにはいかない。死傷者多数になってしまう。
・剣造夫妻が全く孤立して仕事をしていたのだとすると、サイボーグ化の後の科研建設の人材を集めるのが困難になる。→剣造夫妻を慕って集まってきたそれなりの人材が周りに居られる環境でないといけない。
○後始末の問題
・事故のタイミングが光研落成の1年前だから、事故原因によっては十蔵の管理責任が追及されることになり、光研初代所長就任どころではなくなる。→過失や認識不足が事故原因ではダメ。不祥事になってはまずい。
・爆発の原因次第では、光子力=危険、と判断されて、光研設立も危うくなりかねない(もんじゅが事故をやらかしてストップしたのと同じような感じになるかもしれない)。→事故調査をやって、技術的に再発防止策がとれる内容でないとダメ



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