II41話

|2009/11/1(日曜日)-17:58| カテゴリー: ガッチャマン
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 ガッチャマンII41話。
 まず、総裁Xが送りたかった物がこれ。兵士が手に持ってる赤枠の部品。どう見てもてのひらサイズ。

gatchamanII-41-01.png

 で、その輸送手段。巨大な地中ロケット(但し事故で地上に飛び出して壊れた)。

gatchamanII-41-02.png

 サイズのギャップに爆笑wwwww。
 現実のロケットが、ちょっとばかしのペイロードを上げるのに巨大な推進剤を必要とするのは仕方がないとしても、科学力自慢のギャラクターが燃料バカ食いプランで物を送る(しかも地球人のやり方より効率が悪いって一体……。普通に小包として送った方が良かったんじゃないのか……。

II37話

|2009/11/1(日曜日)-15:45| カテゴリー: ガッチャマン
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 ガッチャマンII37話。甚平が、探知機をラッキー山脈のISO秘密研究所に運ぶ任務の途中で、ピューマの子供を助けたために研究所が壊滅する。

南部「諸君。緊急事態だ。地震で破壊されたISO研究所で、サリンガスが漏れる恐れのあることが判明した」
健「サリンガス?」
南部「うむ。神経性の有毒ガスだ。万が一にも備えなければならないが、サリンの中和剤になるオキシム型の解毒剤の製造が間に合わんのだ。その上、研究所の被害の程度もよくわからん。直ちに、調査にあたってもらいたい」

ナレーション「国際科学技術庁のラッキー秘密研究所。ここに貯蔵してあった薬品類が、化学反応を起こして有毒ガスサリンが発生しようとしていた」

 サリンが日本でポピュラーになったのってオウム事件以後だが、この回の放映は1979年6月10日。これ以前に知られていたとしたら、ナチスが第二次大戦中に量産していたということからだろう。
 Wikipediaによると

1960年代にロッキーマウンテン兵器工場で大量のサリンを生産している。このサリンは一度も使用されることが無いままロッキーマウンテン兵器工場の倉庫に保管されていた。そして、1970年代になると全て廃棄処分された。

とある。ガッチャマンでは実在する地名を微妙にもじった名前を使う傾向があるし、むしろこちらを元ネタにして作られた話か。
 ところで、上で引用したシーンで何事もなく南部博士が登場しているが、アニメで見せてないところで実はものすごいことになってたんじゃないかと。33話の最後の方で、ISOの偉いさん達が会議してるシーンがあって、メンバーが、ギャラクターの地震攻撃を食い止められない忍者隊は何をしているんだと南部博士に詰め寄るシーンがある。ちゃんと仕事をしていてもその扱いなのだから、任務途中放棄で研究所一つ壊滅の上有毒ガス発生でさらに被害拡大なら、南部博士がどう吊し上げられるか推して知るべしで、指令を出しに部屋に戻ってくる前の会議場での説明が大変だっただろうという……。「会議ばっかりやってて現場には来ないくせに現場の仕事ぶりを責める大勢の偉いさん達」vs.「実働部隊の指揮官であることが権力の拠り所になっている南部博士」の構図になってて、しかも指揮官としては実働部隊の士気を下げるようなことはできない、という状況が見えてるわけで。