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22話:火の鳥対火喰い竜

 火の鳥が破れる。

チェックポイント

  • ISOの世界最大の海底ウラン工場。
    ゴッドフェニックスより性能のいいマンモスタイガーを護衛のため配置。
  • 命令違反であることを告げて出撃する健。
  • バードミサイルは効かない。ジョー、連発。
  • 健、いきなり科学忍法火の鳥。
  • ナレーション「科学忍法火の鳥は3000度の高熱に耐えられる。だが、キングドラゴンはそれ以上の高熱を出して火の鳥を包んだ。それはまさに火喰い竜だ」
  • 破壊され、炎に包まれて海中に墜落するゴッドフェニックス。浸水が始まる。インテイク部分からも水が入る。忍者隊は5人とも気絶していて、ISOの潜航艇に救助される。
  • 健が内部にセットしたマイナス爆弾と、冷却火の鳥でキングドラゴン内部は凍り付き、ひび割れて破壊、墜落。低温には弱い?
  • キングドラゴンが片手に持っていた玉の中からカッツエの脱出艇発進。

今回の南部博士

  • アンダーソン「何ということだ。我々が苦心して造り上げた世界最大のウラン採掘工場が、あっさりとギャラクターに奪われるとは。南部博士、科学忍者隊の出動を願えませんか」
    南部「お断り申し上げます」
    アンダーソン「な、南部博士。断るとは」
    南部「残念ながらゴッドフェニックスには、100に1つの勝ち目もありません」
    参加者A「しかし、科学忍者隊は今までに数々の強敵を倒してきた」
    南部「みなさんは忘れている。ウラン採石場を護衛していた三隻のマンモスタイガーは、ゴッドフェニックスよりはるかに強力な飛行空母であることを。そのマンモスタイガーも一瞬にしてやられている。科学忍者隊に出動を命令することは、彼等に死ねということです」
  • 健「博士、どうして科学忍者隊に出動命令が出ないんですか」
    南部「もちろん、国際科学技術庁からも、君たちの力をぜひ借りたいと言ってきた。しかし私は断った」
    健「断った?」
    南部「ゴッドフェニックス以上の力を誇っていたマンモスタイガーでさえ、一瞬のうちに叩き落とされた。キングドラゴンは恐ろしい敵だよ」
    健「だからといって、このまま放っておくんですか」
    南部「対策は科学技術庁が考える。科学忍者隊は別命あるまで出動を禁じる」
    健「博士、科学忍者隊は出動します」
    南部「ん?命令を破るつもりか」
    健「世界の平和を守るのと、ギャラクターを叩くのが私達の仕事です。行かせてください、博士」
    南部「命を捨てることになるかもしれんぞ」
    健「誰かがやらねばならないんです。科学忍者隊はそのためにあるんです」
    南部「……健」
  • ジョー「博士、教えてください。あの化物を倒す方法は無いのですか」
    南部「ある。だがこの仕事はレッドインパルスにやってもらう」
    立ち去る南部。
  • 南部「南部です」
    レッドインパルス「私だ。レッドインパルスだ。博士、例の仕事は降ろさせてもらうよ。」
    南部「何?」
    レッドインパルス「ちょっと南の海に用事ができてね。博士、もう一度忍者隊にやらせたらどうだ?」
    南部「ま、待ってくれ。君はガッチャマンを、健を見殺しにする気なのか」
    レッドインパルス「そんなことでへこたれるような健ではない」
    南部「しかし今の健はすっかり自信を無くしている。このまま行かせたら必ずやられてしまうぞ」
    レッドインパルス「あいつも空の男だ。私は健を信じる」
  • 南部「諸君。新しいゴッドフェニックスを見てもらおう」
  • 南部「いや、火喰い竜の出す高熱に耐えられるように機体に細工しただけだ。見てごらん、裸のゴッドフェニックスに何か巻き付けてあるだろう。あの管の中には強力なフレオンガスが入っている」
    甚平「フレオンガス?」
    南部「わかりやすく言えば、冷蔵庫の原理だ。圧縮され、吐き出されたガスが周囲の熱を吸収し、元の管に戻る。これを繰り返して、密閉された箱の中を冷やしていくのだ」
    健「そうか、火喰い竜には冷凍作戦か」
    南部「ただここに、一つ難しい問題がある」
    甚平・ジュン「ええっ」
    ジュン「何ですか、博士」
    南部「この作戦を実行するには、火喰い竜の中にマイナス爆弾を放り込まねばならないのだ」
    ジョー「マイナス爆弾?」
    南部「ゴッドフェニックスにつけられた装置と、マイナス爆弾とのお互いの反応が必要なのだ」
    健「やってみます。みんな、もう一度俺に命を預けてくれ」
  • ゴッドフェニックスの発進を見守る南部。
    南部「成功を祈る」

感想・考証・議論

01.png ISOのマンモスタイガー。最初は普通の航空機かと思ったが、実は垂直噴射で浮いている空中空母で、戦闘機を多数積んでいる。
しかし、わざわざ空中に浮かべる理由があるのだろうか。図体がでかく、そんなに機敏に動いているふうでもなくキングドラゴンに墜とされているので、その状況を考えれば普通に海に浮かべる空母でも良かったんじゃないか?
02.png ウラン工場の周辺を警備している護衛艦の乗組員たち。
例によって、登場直後、ギャラクターの攻撃で船は火災にあい、多数殉職した模様。
03.png ISO本部ビル。旗を立てているような意匠。
04.png アンダーソン長官。ポケットのハンカチに注目。
蝶ネクタイにダブルのスーツ、おしゃれです。
05.png でもって、こちらが南部博士。やっぱりポケットのハンカチに注目。
ISOのあるレベル以上の地位の人は、スーツのポケットにハンカチを挿しておくのがトレンドだったのではないかと思われる。
06.png 07.png
 今回登場のレッドインパルス。机に足を載せている。ところで、上の図の2話の健と比べると、似たりよったりの姿勢で南部博士と話している。
 変なところで血は争えないというか。
 ところで、この電話をしている時の南部博士、「謎のレッドインパルス」で電話しているシーンの背景違いの画像で出てるような。ツル有りメガネのシーンはめずらしいし、角度とかポーズもそのままで、背景だけが違う。
08.png  レッドインパルスに「南の島で用事」などという、いかにもどうでも良さそうな理由をつけて仕事を断られ、三日月基地内の自室に閉じこもって頭抱えてる南部博士。南部君、今回は命令無視されまくり。折角、会議の席で非難覚悟で出撃させませんと言い、出撃命令も出さなかったのに、健は勝手に出撃して撃墜されて救助隊を派遣する羽目になるし。それじゃあ、とレッドインパルスに仕事を頼んでもあっさり拒否されるし。
 ところでこの南部君の部屋、照明の趣味が悪いです。半分青色半分赤色って、どう考えても部屋でくつろげそうにはないし、むしろ神経逆撫でしそうなんですが。
09.png 冷却剤を回す配管を取り付けられたゴッドフェニックス。修理早っ!
冷蔵庫の原理と同じだというが、循環させずに素直に外にフレオン吹いた方が良かったのでは。冷却したらその熱をどっかに逃がさないといけないわけで、外からキングドラゴンの炎を喰らってる状態では、熱機関としては回りそうにない……。
10.png 魚の着ぐるみでキングドラゴン内に侵入する健。
その着ぐるみはいつの間に準備したんだ?しかも、この魚、鮪じゃないのか。鮪の群れと同じ速度で泳ぐ健ってある意味凄くないか……。
11.png 天井に貼り付いて平気で歩く健。
大鷲というよりヤモリ。
12.png 冷却された火の鳥。
13.png マイナス爆弾で内部が凍り付く。ってかマイナス爆弾無意味に強力過ぎ。