ワンフェスに行きました

|2015/2/8(日曜日)-23:16| カテゴリー: 雑記
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WF2015冬を見てきました。とりあえずカタログを見ると、普段チェックしてるディーラーさんのところにも情報無かったし……と、ゆっくり出かけました。

で、これ↓を見逃してて買い損なった。

Nautilus

きっとまた再販されるでしょうから、夏に期待。次は事前問い合わせを入れるぞ、と。

アブドラU6は人気だったらしく、会場持ち込み分は完売。ネット通販とかは受け付けてくれるそうです。

AbudoraU6

ダイザー+ダブルスペイザーは既に予約したのですが、同じシリーズでスペイザーとTFO付のものの販売もするらしいです。アニメのイメージだとかなり平たかったスペイザーですが、ダイザーのボリュームが凄いので、分厚い円盤になってました。

GrenTFO1

スピンドリルも出せます。差し替えパーツかな。

GrenTFO2

TFOが強そうです。ディテールが追加され、金属光沢に。実写モノのSFで飛んでいても違和感がありません。

GrenTFO3

でじたみんさんのところで見かけたダイザーヘッド。この秋に、ジェットパイルダー+マジンガーヘッド、ブレーンコンドル+グレートマジンガーヘッドが相次いで発売されましたが、そのシリーズだそうで。パイルダーで乗り込まないグレンダイザーなので、シュートインの部分を再現するしかなさそうですが、何とも思い切った表現というか、其の手があったかというか。小さいデュークピットはダイカスト製だそうです。アニメ通り180度の回転2回は……無理でしょうね。落ちないようにレールの脇に出っ張りがありますし。でもまあここまでやるなら同スケールの移動車もつけてほしいところ。

また、アニメではスペイザー、ダイザーともにキャノピーはほぼ透明か、薄い水色で内部が良く見えていたのですが、このキットでは濃い青色です。この色だと、デュークがどちらに居るのかはっきりしません。同じシリーズのパイルダーは中がよく見えるつくりなので、こちらも見やすく改良してほしいところです。

DizerHead1

タツノコキャラもチェック。発売中の破裏拳ポリマー。

Hariken

次に発売予定のキャシャーン。

Casshern

開発中のガッチャマン。バイザーの下の髪の毛までしっかり表現されています。期待が高まります。

G1

同じくG-2号、コンドルのジョーさん。腰のエアガンは外して持たせられるのかな。ピン状のパーツでベルト部分につながってました。

G2

会場を移動していたら、あしゅら男爵さんが登場。

Asyura

結局、マジンガーZ解剖図手ぬぐいだけ買って帰りました。欲しいものは大体が開発中ばっかりだったので。

LayLaxさんの出品した攻殻機動隊ARISEのシュレーディンガー(アサルトライフル)はかっこよかったです。BB弾撃てる方が発売されたら是非ほしい。

新年おめでとうございます

|2015/1/1(木曜日)-20:34| カテゴリー: 雑記
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今年もどうぞよろしくお願いします。

 

今年はグレンダイザー放映40周年です。グレンダイザーは、日本でもそこそこ人気がありましたが、日本よりもむしろイタリア・フランスとアラビア語圏で凄い人気でした。40周年を機に、海外展開がどうだったか、いくつか資料を訳して日本で紹介できればと思っています。

Lab 66

そういえば、(以前にも紹介したことがありますが)本編でも研究所の玄関に門松が飾られていましたね。

コミケお礼

|2014/12/28(日曜日)-23:00| カテゴリー: 雑記
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本日、C87サークル参加を無事に終了しました。

前回(2013年夏)は、油断して遅く出たら遅刻してしまい、随分待たされた上に開店が昼の11時過ぎになり、ジャンルもアニメ評論で出していたので売れ行きが今一つでした。

今回は、アニメ(その他)でひとくくりになったので、グレンダイザーやマジンガーやゲッターなど、ダイナミック系アニメのサークルの列に配置してもらうことができました。

とはいえ、マイナーサークルですし、サークル参加を初めて間もないので、それほど売れないだろうと思い、小説は各4部、翻訳本は各10部前後の持ち込みでした。それでも半分以上は売れ残って持って帰ることになるんじゃないかと予想して、持ち運びによる本の傷みを防ぐために売る分はビニール袋に入れて、立ち読み用の1冊だけSAMPLEスタンプを押して出した状態で展示しました。ところが、ありがたいことに、翻訳本は、サンプル用も含めて完売しました。

○イタリアのグレンダイザーのポルノがいろいろとおかしい 上 サンプル1+販売分8
○【新刊】イタリアのグレンダイザーのポルノがいろいろとおかしい 下 サンプル1+販売分10
○Origins de Goldorakの世界 サンプル1+販売分6
○ACTARUS 1 悪魔のいる高原 サンプル1+販売分12

袋入りが無くなってしまった後「これしかないのですか、売り切れですか」と訊かれたので、展示品なので100円引きにしてサンプル分まで全部売りました。あと、ファンフィクの「Battle Proof」が2部、「帰還(おまけ本「ふたりの王子」セット)」が1部売れました。どうも、フィクよりも、翻訳本の売れ行きの方が良いようです。海外資料をかなり集めたのですが、読むにはそれなりに時間も手間もかかるので、せっかく意味が分かったのだから誰かと共有したいと思って始めたのが翻訳シリーズです。ムック本などで、イタリア、フランスでの展開が紹介された時に、本も少し紹介されていましたが、実際に買って訳してみた人は見かけないので、多分やってる人がほとんど居ないのではないかとは思います。

買いに来て下さった方とお話して、いろいろ情報をいただきました。

「資料的価値が高い」とおっしゃって下さった方、ありがとうございます。今後も翻訳本を出す元気と勇気をいただきました。また「来年5月に中野まんだらけで資料系同人誌の即売会があるので翻訳本でエントリーしては」というアドバイスもいただきました。戻ってネットで調べたところ、「資料性博覧会08」というのが見つかりました。小さなイベントですが、かなりマニアックぽいので、落とされるのを覚悟でエントリーしてみようかと思います。

1年半前の2013年夏コミで「イタリアのグレンダイザーのポルノがいろいろとおかしい 上」をお買い上げ戴いたお客様が、また来て下さり、下巻を買っていかれました。連続でコミケに落ち続けていたのですが、覚えていてくださったことがうれしかったです。前回お買い上げの時、会社で友達に見せるとおっしゃっていましたが、見せた結果爆笑で大ウケだったという結果を教えていただきました。下巻も上巻に負けず劣らずむしろ輪を掛けてひどい内容(笑)ですので、みなさんでネタにして笑っていただければと思います。

そんなわけで、最後の方に通って下さった方には、今回持って来た翻訳本を見せることもできない状態でした。申し訳ありません。あと各数部、多めに持ち込むべきでした。通販をhttp://www.frontier-line.org/mail-orderにて受け付けておりますので興味のある方はご利用ください。なお、帰宅は明後日になる予定ですし、年末年始も挟みますので、新年1月5日以降、対応いたします。

会場では、お隣のサークルの売り子さんに手助けしていただいたりということもありました。ありがとうございました。次の夏コミにもエントリーするつもりなので、当選すればまた会場で新刊を手にとっていただけるかと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

コミケ受かりました C87 1日目東ツ-02b

|2014/11/7(金曜日)-12:59| カテゴリー: 雑記
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サルード友の会さんの本に参加させていただいていて、そちらの原稿の締め切りでテンパってて、何か封筒は来てたんですけど確認せず放置状態にしてましたが、さっき確認したら受かってました。

1日目東ツ-02b Frontier Lineで出ます。

ちなみに、みなもと蘭子さん主筆のサルード友の会さんも受かってまして、すぐ近くの1日目東ツ-03bです。

新作フィクは、「空のゲシュペンスト」(連載3回目、完結)、サルード友の会さんの本に出させていただくことになってます。過去2回の連載も、サルード友の会さんの本に掲載済みです。いつも、サルード友の会さんはバックナンバーをしっかり持って来られるので、興味のある方はぜひバックナンバーともどもお買い上げいただければと思います。内容は、マジンガーとグレンダイザーをつなぐ話で、NASAにいる甲児くんから、宇門博士のところに行きたいという手紙を受け取った弓教授が、宇門博士のような異端扱いのところに甲児くんをやっていいものかと不安になり、宇門博士の身辺調査を始めて事件に巻き込まれる、という話です。弓教授視点のフィクというのは珍しいのではないかと思います。

新刊予定は、「イタリアのグレンダイザーのポルノがいろいろとおかしい 下」です。コピー本で作る予定です。上巻は一昨年の夏コミに出しました。今回初めての方のために、上巻も用意していきます。このブログでも紹介しましたが、KAZONGAというタイトルの、イタリアで出たグレンダイザーパロディポルノの翻訳(というか対訳本)です。

あともう1つくらいは、グレンダイザーの海外絵本の翻訳とかを出したいです。イタリア語かフランス語からの翻訳になるので、かなりGoogle先生に頼りつつ作ることになりそうです(汗)。

なお、別企画も準備中(まだ内緒)です。某企業に仕事を発注してて、そっちの納期次第で間に合うかどうかが決まります。多分、12/20頃には案内できると思います。

過去に出したフィクも少しは持っていくつもりです。

CM’S corp. goes into bankruptcy

|2014/3/7(金曜日)-01:43| カテゴリー: 雑記
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CM’s corporation goes into personal bankruptcy on Mar 6th, 2014.

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140306-00010001-teikokudb-nb
(News in Japanese, please use auto-translation)

There is no information of a tansfer of business or corporate reorganization.
Supply of Brave Goukin Grendizer may be stopped. If you want to get this item, YOU SHOULD ORDER TO SHOP IMMEDIATELY.

 ちなみに上記URLの記事内容は次の通りです。

「BRAVE合金」「グッとくるフィギュアコレクション」で知られるシーエムズコーポレーションが破産
帝国データバンク 2014/3/6 15:33
 (株)シーエムズコーポレーション(TDB企業コード:981484996、資本金5000万円、東京都千代田区西神田2-3-4、中鉢和子氏、従業員5名)は、3月3日に東京地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は森公任弁護士(東京都中央区新川2-15-3、電話03-3553-5916)。

 当社は、2003年(平成15年)3月に設立。アニメーションなどのキャラクターであるロボットや美少女フィギュア、合金模型を開発。製造は中国の外注先に依存する形で、オリジナルの合金模型「BRAVE合金」、合成樹脂模型「グッとくるフィギュアコレクション」「メカアクションシリーズ」「ラリーカーコレクション」シリーズを主体にゲームソフトやDVDなどの付録としてОEM商品も製造。国内玩具店向けに販売する一方、アジア諸国へも輸出し、ピーク時の2007年2月期には年売上高約6億5900万円を計上していた。

 しかし、ロボットフィギュアを中心に国内の販売は低下傾向を示し、ヒット作にも恵まれないなか、2011年2月期はラリーカーコレクションシリーズなどの不良在庫の処分で新アイテムの開発が出来なくなったこともあり年売上高は約1億6200万円にダウン。1億円を超える最終赤字を計上して債務超過状態となっていた。その後も東日本大震災発生後の需要減少もあり、2013年2月期の年売上高は約1億7200万円にとどまっていた。このため、金融機関への元本返済の棚上げなどリスケジュールを行っていたが資金繰りはひっ迫、今回の措置となった。

 負債は約4億円の見込み。

 ワンフェスでお目にかかって、ぜひ次回のワンフェスにTFO付のグレンダイザーをまた販売してください、とお願いしていたのですが、叶わぬこととなったようで、大変残念です。会社更生でも営業譲渡でもなさそうなので、このまま終わってしまうのでしょうか。会社更生でも営業譲渡でもなさそうなので消滅ですかねやっぱり。グレンダイザーだけでなく、他の製品も魅力的なものがいっぱいありますから、どこか力のある会社が製造方法も含めた権利関係を買い取って製造販売を続けてもらえるとうれしいのですけれど……。

 ワンフェスに行きました。とはいえ、京葉線が大幅間引き運転で、早めに出発してもどうせ電車で待たされるだろうということで、会場10時到着を目指しました。行くと、建物一周歩かされてから入場なので、10時過ぎに海浜幕張駅について、入場できたのが10時50分頃。
 その後、個人ブースから順番に見て回りました。が、首都圏大雪のせいで来ていないディーラーさんがいつになく多かったです。中には、雪のため無理です、とお詫び文を掲げてるディーラーさんも。

 シーエムズさんがBRAVE合金グレンダイザーの限定版を出しておられたのですが、逃しました‥‥orz。何が限定かというとヨーロッパ限定つまりTFO付のやつが少数出ていたということです。ディーラーさんと直接お話できる貴重な機会なので、思い切って訊いてみました。グレンダイザーは購入済みであること、購入してからヨーロッパ販売のものにTFOが付くことを知ったこと、なぜ日本でもTFO付きで出してくれないのか、と。
 ヨーロッパでだけTFO付のものが販売される理由は、向こうの販売店の方針らしいのです。どうも、「おまけを付けて販売したがる」という慣習があるらしく、日本と同じ仕様で販売しようとするとオマケをつけろと要求されるとか。それでは、と、日本出荷分にもTFOを付けたら、限定版でなくなってしまうので他のオマケをつけろと要求されるのがほぼ確実なので日本ではTFOを付けられないのだそうです。今回の販売も、たまたま特別版の在庫があってイベント限定なら売っていい、向こうがと許可してくれたからできたのだそうで。日本のメーカーの製品だし、もともと日本のアニメなのに変な話です。次会ワンフェスでもぜひ向こうと交渉して限定版の会場販売をしてください、とお願いしてきました。

 ヨーロッパの人、強欲過ぎるだろ‥‥。

 新サーバもそれなりに稼働を始めたので安心していたのだが、いろいろテンパっててメールの受信確認はしたけど送信確認はしてなかった。まあ設定に間違いはないだろうということで安心していて、今日送信しようとしたらできない。メールサーバに接続できないというメッセージが出る。
 最初は自分の設定を疑ってサーバを調べた。ひょっとしてポート開いてないんじゃ……と、
sockstat -4l
したら、ちゃんと25番ポートでメールサーバが待ち受けている。
 これはひょっとしてOutbound Port 25 Blockingか、ということで確認を開始。
 まず、さくらのVPSサーバから出て行く方のチェック。
nslookup -type=mx gmail.com
して出てきたサーバの一つに
telnet alt1.gmail-smtp-in.l.google.com 25
とやって接続を確認した。つまりVPSから外に向かう方は25番ポートが開いている。
 次に、手元のMacのターミナルを開いて同じことをしたら、
telnet alt1.gmail-smtp-in.l.google.com 25
Trying 74.125.193.26…
telnet: connect to address 74.125.193.26: Operation timed out
telnet: Unable to connect to remote host
となってつながらない。つまり使っているプロバイダが25番ポートへの接続をブロックしている。ということは、submissionポート(587)を使うしかない。
 /etc/postfix/master.cfの
submission inet n – n – – smtpd
を活かし、オプションとして、
-o smtpd_etrn_restrictions=reject
のみを設定してpostfix reloadで設定を読み込ませる。
 ウチはちょっと古い方式の、qpopper+dracdでpop before smtpをやってるので、SMTP AUTHはさしあたり必要ない。
 dracをつかう設定は、main.cfの方で、
smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks, check_client_access,btree:/usr/local/etc/dracd,check_relay_domains,reject
とやってるるので、オプションのclient_restrictionで指定する必要は無い。
 次にThunderbirdのアカウント設定のウィンドウを開き、左側のアカウントリストの一番下のサーバ設定を開く。サーバにこのサーバを指定し、接続ポートとして587を指定、パスワード認証も暗号化も一切無しにしておく(認証はpopperとdracがやるので)。これでメールを送れるようになった。やれやれ。

 先週末あたりから新サーバーに移行して作業してます。ドメインは変わりません。
 サーバー移行した最大の理由は、自分でhtmlファイルやらフォルダやらの構造を維持しつつ、目次のナビゲーションと矛盾しないように編集するには内容が増えすぎてそろそろ限界だったからなんです。ディスクの容量はまだ充分だったのですが管理の手間を何とか楽にしたい。
 それならば何かCMSを、と思ったのですが、私のところは固定ページが多いのでブログでやるには不向きです。いろいろ考えてPloneを導入することにしました。ところがPloneはこれまで使っていたさくらのレンタルサーバーでは動かせないのです。共用のレンタルサーバーは独自CGIまでしか許してくれないのですが、Ploneを使うとなると常にデーモンを起動しておかないといけない。自分で管理者をやれるサーバーでないと無理です。しかし専用サーバーは値段が高いので手出しができません。いろいろ検討した結果、さくらのVPSを使うことにしました。こちらはOSのインストールも含めて何を入れようが自由です。ちょうどVPSの2Gがキャンペーン期間で初期費用0円だったので、思い切って借りることにしました。
 レンタルサーバーならお仕着せのブログが用意されていたり、メールも登録するだけで使えたり、ホームページも決まったディレクトリにhtmlファイルを置くだけで作れたりするのですが、VPSは全部自分でやらないといけません。ご利用上の注意にも、

さくらのVPSは、お客様にサーバのroot(管理者)権限をお渡しするサービスです。「さくらのレンタルサーバ」などの共用レンタルサーバと異なり、サーバ・OSの設定やアプリケーションのインストール、セキュリティ対策などの運用管理もお客様の作業です。ご利用のOSに関する専門的なサーバ運用知識が必要となりますので、ご注意ください。

と書いてあります。
 ということで、夏頃に借りて、間にコミケも挟みながらちょこちょこ作業してました。
 VPSにするとどんな作業が必要になるかというと……。
 OSをFreeBSDに入れ替え、最初にemacs、proftpdを入れてファイルの編集や入れ替えを手元のパソコンからできるようにします。ウェブサーバーとしてapache2、続いてデータベースのMySQL、PHP、PHPmyadminをインストール。このあたりはWordPressのブログを動かしたり、チャットを動かしたりするのに必要になります。次にPloneをインストールし、これまで手元のパソコンのDreamweaverなどで編集していたコンテンツを手作業でこつこつ登録しました。
 掲示板システムは、WordPressで動くSimplePressというフォーラムシステムが便利そうだったのでインストールして、イラスト掲示板の内容を手作業で移しました。この作業が大体終わったのが年明けの1月半ばです。イラスト掲示板でない方の掲示板の内容は移転に時間がかかりそうだったので、一旦そのまま持ってくることにしました。掲示板のSPAM対策はあんまり強力ではないので、WordPressで使えるAkismetというスパム捕捉システムに任せた方が管理が楽だということで、移行を考えたのでした。
 WordPressで作っているブログの内容はそのまま移転ということで、まずデータベーステーブルをダウンロードし新サーバに登録、その後WordPressのインストールディレクトリの全内容をダウンロードして新サーバにアップロードし、投稿画像が入るディレクトリのパーミッションのみ変更。こっそり裏で動いてるアップローダも内容全コピーとパーミッションの書き換えで動作を確認。
 このへんまでできたところで、メールの送受信をしないといけないので、Postfixを入れます。ちょっと古いやり方ですが、APOP認証&POP before SMTPにして接続を制限するため、Dracとqpopperをインストール。メール送受信のテストはドメイン名を新サーバに変更してからでないとできないので、さくらのDNSの登録先を新サーバに向けます。
 最初、popperでの接続ができなかったので焦りました。インストールに問題はないのに何故だろうと。メールトラブルのまま放置すると、せっかく来たメールを落としかねないですから(汗)。MacのMailでやってみたら接続はできたので、設定を見直したら、Thunderbirdの設定でユーザー名を入れるところにメールアドレスが入ってて、むしろレンタルサーバーのメールの方がなぜこれまで接続できていたのか不思議、という……。
 チャットも全ファイルの移転をしたのですが、新サーバのPHPのバージョンが上がってWarningが出始めたので、日付取得の直前にタイムゾーンを設定する一文を追加し、書き込みディレクトリと一部ファイルのパーミッション変更で無事動作。
 これまで作っていたブログやチャットにアクセスがあったときはそのまま受け付け、通常のページへのアクセスの時はPloneに振り分けるため、apacheのVirtualHostとRewriteRuleの設定をしました。Ploneは単独でapacheとは無関係に動くウェブサーバーで、使用しているポートも異なっているからです。
 レンタルサーバーお仕着せのwebalizerも当然無いので、自分で入れることになります。ソースから入れようとすると、入っているはずのlibpngが無いといって途中で止まってしまい、libpngを入れても改善しないので、BSDのPortsから入れるのですが、ちょっとしたコツが必要です。apacheのログを解析する時、検索ワードも拾ってくるのですが、検索ワードはUTF-8で格納されています。ところが、webalizerは歴史のあるプログラムなので、日本語コードがEUC-JPのため、そのまま入れると検索ワードのところだけが文字化けします。ですから、/usr/ports/japanese/webalizerでmake installをいきなりやらず、make extractとmake patchを実行してソースコードの展開とパッチ当てまでをまずやり、ダウンロードされたソースのlangディレクトリの下のwebalizer_lang.japaneseをnkfでUTF-8に変換します。このあと普通にコンパイルしてインストールすると、日本語部分がUTF-8になった解析結果を出力してくれます。後は、webalizer.confで生成するhtmlファイルのヘッダの文字コードがx-euc-jpとなっている部分をUTF-8に書き換えるだけです。ただ……書き換えてもEUCのままなのでなんでだろうと思ってさんざんやり直した結果……ブラウザのキャッシュが悪さしてましたorz。開発環境用に毎回全キャッシュをクリアするブラウザも1つ用意しておいた方が良さそうです。
 バックアップは、MySQLのダンプと、PloneのData.fsとblobstorage、apacheで設定してDocumentrootの全内容をtarで固めて別ディレクトリに保存し、それをパソコンで定期的にダウンロードという手順にしました。

【よくなったところ】

  • コンテンツ管理は圧倒的に楽。ファイルの内容を登録するだけで自動的にナビゲーションツリーに出るので目次の編集が不要。内容の編集のみに集中できる。
  • カスタムCSSの設定はPloneのZMIのplone_skins/custom/ploneCustom.cssに一括登録。これまでのように、ディレクトリを掘った時にCSSへのパスを気にする必要は全くなくなった。
  • ブログにちょっと多めの画像を貼り付けると共用サーバーの帯域制限に引っかかってしばらく通信できなくなったりしてたのだけど、VPSにその制限はない。

 まあ全体として自由度は格段に増しました。その分作業も増えたけど(笑)。

【不具合が出たところ】

  • Perlのcgiを使おうとするとBad Requestで全滅。apacheのmod_rewriteの設定がまずいらしい。Plone 4 Bookの通りに設定したけどダメっぽいし、いくつかできそうなことを試したがが改善せず。PHPしか使ってなかったのが幸いして差しさわりはないが……。

 まあこんなことをしていたので、この半年ばかり、ブログの更新をするどころじゃありませんでしたorz。やっと一通りの作業が終わったので、これからはぼちぼち内容の更新も再開したいと思います。