GOLDRAKE d/world正規版3,4

|2009/12/12(土曜日)-23:54| カテゴリー: グレンダイザー, 蒐集
| 1 個のコメント

 しばらくぶりにebay.itを調べていたら、UFO ROBOT GOLDRAKE SECONDA STAGIONE vol.3, vol.4が出ていたので即買い。購入は、以前からd/worldのDVDやマンガを買っていたショップlattitude42comicsさんのところから。
 イタリアでは、1つのケースに1枚のDVD収納という形で出ている。DVDは全12巻で、前半と後半に分けて、前半をprima serie、後半がseconda stagioneとして発売された。prima serieの6巻には、6枚分収納のケースが付録についた。その後、seconda stagioneの1と2が出て、ずっと間が開いていた。やっと続きが出たのはめでたいですね。この調子で最終巻まで出して欲しいところ。

 このシリーズでは、イタリア版の人物名と武器名が使われている音声と、日本版準拠の人物名と武器名が使われている音声の2種類が収録されている。ただし、新録なので、イタリア放映当時のテレビで流れた音声とは別物(放映当時のものを知りたければ、そもそも正規版が存在しないため、イタリア人ファンがアングラで作っているDVDをどっかから入手するしか方法がない。何てこったい、まったく……)。パッケージは越智カントクの絵で超絶キレイだし、録音も良くなっているので、イタリア事情を知りたいファンと、イタリア語をネイティブスピードで聞きたい人は、是非入手すべし!

 ヤフオクでポピーの「光子力研究所セット」が出品されていたけど、さすがに5万円はちょっと出せないから写真だけ貰ってきた。
 箱はこんな感じ。
kousiryoku-01.png

kousiryoku-02.png

 で、見ているうちにのけぞったのが箱正面のコピー。

きみも光子力研究所の博士になろう!

 おいおいちょっと待て、ターゲットは当時のガキどもだろ?普通は「マジンガーZかっこいい」がファンとしての王道で、キャラにいくとしても「兜甲児になりたい」「甲児君にあこがれる」視聴者が大多数じゃないの。光子力研究所の博士って、弓弦之助教授&せわし・もりもり・のっそり博士sだけど、あれになりたいと思うガキがそんなに居るとは思えない、というか居たら逆に怖いわ!
 この箱のコピーって、購買意欲をそそるかどうか、何だか微妙だよなぁ……。ターゲットの設定、どう考えてたんだろ。弓教授のファンって、居るとは思うけど多数派じゃないよな……。光子力研究所、バリアはあったけどしょっちゅう破られた上に建物大破してたし。あそこで博士やりたいか、それとも甲児君みたいに操縦者やりたいかって訊かれたら、操縦者って言う子供の方が多いんじゃないかなぁ、当時の視聴者なら。
 むしろ「ドクターヘルをやっつけろ!」とか書いてあった方がまだ一般ウケしそうな気が。

#私は博士キャラ大好きで、大人になってGeekの道をひた走ってるんだけどさ……。

 参加してきました。いろんな方と情報交換でき、大変楽しい一時でした。
手に入れた品は次の通り。
・豪先生がヨルダン訪問の時のポスター(直筆サイン入り)
・豪先生がアラブ(エジプト、ヨルダン、ドバイ)訪問の時のイベントパンフレット(実物、アラビア語と英語併記)
・豪先生がアラブ(エジプト、ヨルダン、ドバイ)訪問の時のパンフレットコピー(英語、アラビア語併記、2種類)

 あと、豪先生のアラブ(エジプト、ヨルダン、ドバイ)訪問をトップで報じる現地語新聞をイケダさんより拝借中なので、そのうちスキャンしてみんなが見れるようにするつもりです。

 ジュンコさんが会場で配った点取り占いおみくじを引いたら、神様に祈りましょうと出たので、豪ちゃんに手を合わせておきました。

 豪ちゃんの話が興味深かったです。「けっこう仮面」はイスラム圏ではさすがに話題にしてはまずいだろうと思って、描いたことそのものを知らん振りしていたら、ドバイで会った人が「日本の実写版を入手して学校に持っていったらヒーローになった」そうで。いいのか、おい(汗)。デビルマンもまずいかと思っていたら「コーランの中に似た人が登場するので、作者はコーランをよく研究している人だと思っていた」そうで全く問題無かったと。
 コーランは一度ちゃんと読んでみないといけないらしい。

 Reeさんのところで「ほんとはね、宇門パパと南部くんのバトルを書いてたわけ。宇門パパなんて南部くんに「イン○テン○」と叫んでいた。がしかし、余りに品がなかったので 止めました(笑) 真面目なバトルは 裕川氏にお願いしましょう。」というコメントが。何となくお題出された感があったので、Reeさんの最終回のパラレルで、この伏せ字の台詞有りで、真面目な展開というのをやってみようかと……。ということで、最終回までの流れはReeさんの方で見ていただいて、最終回の途中から分岐するという、まあ、ノベルゲームみたいなイメージで読んでいただければと。こういう状況なので、最初はReeさんの書かれた部分を丸ごと戴いて続けてみます。

続きを読む……

 Reeさんが書いているフィク(たくさんあるので、最終回へのリンク)の応援企画として作った、グレンダイザー&ガッチャマンコラボフィクです。私の普段の作風からはちょいと外れてます。また、純粋なグレンファンと純粋なガッチャマンファンの両方から快く思われないかもしれません(汗)。コラボにご理解のある方のみご覧下さい。しかし、初代の方と同期させたから、Reeさんのところの宇宙パルスネタとは時期が合わない……まあ、ガッチャマンは現実世界の通りに時間が進んでいる世界じゃないから、その辺は気にしないってことで。

続きを読む……

 「上原正三シナリオ選集」を購入。
上原正三氏は、UFOロボ・グレンダイザーでも多くのシナリオを書いておられる。
 このシナリオ選集は特撮のシナリオがメインで、アニメは少ない。付録DVDにインタビューと、未発表原稿のpdfファイルが入っている。グレンダイザーのシナリオは収録されていないが、グレンダイザーのルーツともいえる「宇宙円盤大戦争」が収録されているのが、グレンファンとしてはオイシイ。
 本の内容は次の通り。

○第1部
オリジナルシナリオ「無風地帯」
「島の記憶」
しみるするぬーが「拜み」
ウルトラQ「OiL S.O.S」
ウルトラQ「化石の城」(準備稿)
レッドマン「怪獣用心棒(仮題)」(準備稿)
ウルトラマン「宇宙侵略基地」
怪獣ブースカ「怪獣兄妹」(準備稿)
ウルトラセブン「300年間の復讐」
ウルトラセブン「人間狩り」(決定稿)
怪奇大作戦「霧の童話」(決定稿)
怪奇大作戦「水棲人間」(決定稿)
怪奇大作戦「かまいたち」(決定稿)
恐怖劇場アンバランス「月下美人屋敷狂い(仮題)」
○第2部
柔道一直線「桜丘No.1」
どんといこうぜ!「急がば回れ」
紅い稲妻「稲妻の少女」(準備稿)
帰ってきたウルトラマン「二大怪獣 東京を襲撃!」(決定稿)
帰ってきたウルトラマン「決戦! 怪獣対マット」(決定稿)
帰ってきたウルトラマン「キミがめざす遠い星」(決定稿)
ワイルド7「時速200キロ心中」(決定稿)
ロボット刑事「水爆飛行船東京へ!」
スーパーロボット レッドバロン「レッドバロン火星に遭難」
ドロロンえん魔くん「妖怪父ちゃん」
イナズマンF「幻影都市デスパー・シティ」
走れ!ケー100「うるま島発銀河特急便」
ゲッターロボ「悲劇のゲッターQ」
がんばれ!!ロボコン「ギンギラリ!ロビンは星のお姫さま」
「宇宙円盤大戦争」
秘密戦隊ゴレンジャー「黒い超特急! 機関車仮面大暴走」
がんばれ! レッドビッキーズ「生命燃える音」
ジャッカー電撃隊「1ジョーカー!! 完全犯罪の死角」(改訂稿)
○第3部
宇宙海賊キャプテンハーロック「蛍・わかれうた」
スパイダーマン「華麗なる殺人マシーンへの変身」(準備稿)
バトルフィーバーJ「コサック愛に死す」
電子戦隊デンジマン「デンジ星の大悲劇」
燃えろアタック「死なないで! ゆか!!」
それゆけ! レッドビッキーズ「イチャモンとハンカチ」(準備稿)
太陽戦隊サンバルカン「女王最後の妖魔術」
宇宙刑事ギャバン「再会」
宇宙刑事シャリバン「人形は知っている イガ戦士の心の傷を」
宇宙刑事ジェンサー(仮題)「光る目」
北斗の拳「烈火逆流拳! 死すべき奴らが多すぎる!!」
巨獣特捜ジャスピオン「吼える銀河野生児」(準備検討用)
時空戦士スピルバン「女王が歌う悪魔のヘ短調」
○第4部
ウルトラマンティガ「ウルトラの星」(決定稿)
ワンダーQ「ホータル来い(仮題)」
ウルトラQ2001「キジムナー」
ウルトラQ dark fantasy「小町」(決定稿)
「M78星雲の島唄」

 ところどころに解説が入り、巻末に全作品リストが掲載されている。
 特典DVDは、インタビューとpdfファイルが収録されている。pdfファイルの内容は次の通り。

「収録作品解説」
ウルトラセブン ストーリー「スパイナー」
ウルトラセブン シナリオ「星の墓標」
ウルトラセブン 「300年間の復讐」箱書き(大箱)
ウルトラセブン 「300年間の復讐」箱書き(中箱)
ウルトラセブン シナリオ「300年間の復讐」(準備稿 )
ウルトラセブン シナリオ「逃げる死者」
ウルトラセブン 『怪奇大作戦』創作ノート
ウルトラセブン 『怪奇大作戦』創作ノート(見開き)
恐怖劇場アンバランス 未発表シナリオ「朱色の子守唄」
紅い稲妻 創作ノート
紅い稲妻 第1話「燃える手を持つ少女」(決定稿)
紅い稲妻 第2話「悪魔の風」(決定稿)
紅い稲妻 第3話「鬼の挑戦」(決定稿)
ジェットレディ 企画書 生原稿コピー
ウルトラQ倶楽部 未放送「風の咆哮」
ウルトラQ倶楽部 第2話「キジムナー」
ウルトラQ倶楽部 第7話「大怪獣ウカミ」(第3稿)
ウルトラQ倶楽部 第7話「最強・大怪獣ウカミ」(改定稿)
ウルトラQ倶楽部 第13話「怪獣千夜一夜物語(前編)ひとめぼれ」(準備稿)
ウルトラQ倶楽部 第13話「怪獣千夜一夜物語(前編)ひとめぼれ」(決定稿)
ウルトラQ倶楽部 第14話「怪獣千夜一夜物語(後編)1500万人の餌」(決定稿)

 本の最後のページに「活字で利用できない方のためのテキストデータ請求券」がついていた。配慮に感動した。せっかくDVDを出すのだから、全作品をスキャンしてpdf化したものを「上原正三全集」とでも銘打って、紙の本ではなくDVDで販売して欲しいと思うのは、やはり贅沢というものなのだろうか。pdfでもデジタル化してDVD形態なら在庫の管理は楽になるし、オンデマンド出版も楽になる(ほとんどデータをコピーするだけ)から、出版社にとってもリスクは小さいと思うのだけど。

 ガッチャマンFを見ているのだが、敵役の振る舞いがマジンガー系とだいぶ違うなぁ。
 総裁Zは別格として、トップのエゴボスラー伯爵の下に、武闘派のメカンドル機構師団長と、頭脳派(?)のケンペラー親衛隊長が居る。マジンガー系でこのパターンだと、武闘派と頭脳派で事あるごとに功を焦って足の引っ張り合いを展開するのだが、Fでそういうシーンは皆無に近い。ケンペラーとメカンドルが対立するのは、ケンペラーがエゴボスラー伯爵を追い落とした後、メカンドルが伯爵についていくという形で行われる。
 マジンガーの敵ボスに人徳が無かったのか、それともとことん部下に恵まれなかったのか……。トップと部下の組みあわせがFみたいな感じだったら、見事に成功していた作戦、マジンガーでは多かったんじゃないかな。

 コロムビアのガッチャマンDVDvol.3のライナーノーツ。鳥海尽三氏のインタビュー記事より。

——当時、超合金とかで巨大ロボット物の企画が増加しましたが、竜の子は、安易にロボット物に走りませんでしたね。
 僕は、巨大なロボットが簡単に動いたり、自由自在にアクションが出来るものか、と思ってます。しかも、第1話で子供が巨大なロボットを簡単に操縦するなんて、そんな馬鹿なことはありませんよ。もしやるならば、ストーリーの中で段々と解っていくようにやらなければならないわけです。

 ……何だかダイナミッカーに正面から喧嘩売ってる発言。初代ガッチャマンと人気を二分してた操縦型巨大ロボットで、超合金大ヒットの原因を作ったのって、マジンガーZだろう。ガッチャマンが1972/10/1〜1974/9/29の放映、マジンガーZは1972/12/3〜1974/9/1の放映だから、きっちりかぶっている。
 しかし、Zの最初の方は、操縦ができなくて甲児君は困ってたし、グレートの鉄也は最初から戦闘のプロとして訓練されていたことが語られたし、グレンのデュークは元々王族で操縦者だし。ちゃんと最初から見てたのか、と突っ込みたくなった。

 でもまあ、こういう喧嘩はアニメファンとしては歓迎。別の方向にこだわってくれたおかげで、いろんな種類の作品が楽しめる。

よく考えると、南部博士だってとんでもない男だよね。子供達を集めて、宇宙から来たとんでもない野郎と戦わせる訳だから。だから、『ガッチャマンF』の途中で殺してやったんです。
——ばちがあたんたんですね。
そうです。

 ……南部博士殺したのってそういう理由だったんかいorz。