【アニメ】ブルーソネット

|2012/5/22(火曜日)-01:28| カテゴリー: アニメ関連
| 2 個のコメント

 アニメの「紅い牙 ブルーソネット」見終わった。
キャラデザが原作の柴田さんなので、大体マンガの通り。VHSとLDは出たがDVDにはならなかったので、今となっては入手もしづらいかも。とりあえず主要キャラはこんな感じ。

 まずはランの普段の姿。
Sonnet01

 紅い牙発動時。
Sonnet02

 バード。
Sonnet03

 バードとワタル。
Sonnet04

 ソネット。
Sonnet05

 ユリさん。
Sonnet06

 桐生さん。
Sonnet07

 メレケス博士。
Sonnet08

 ランの通っている学校にソネットが転校してくるところから話がスタート。ソネットがサイボーグであることがバレそうになったシーンはそのまま。カーレース観戦でもソネットの引き起こした事故を回避する。このタイミングでバードに出会う。ランが拉致されて船に連れ込まれ、あわや爆死というところで紅い牙発動。紅い牙のコントロールのため小半教授のもとを訪れ、催眠状態に入って再び紅い牙暴走。無事におさまってほっとしたところをタロンに強襲される。かけつけたバードとワタルは由里と合流し、ランを救助に向かう。ランと桐生は富士山麓の安曇重工の研究所に拉致され、エスパーのクローンを作るのに利用されそうになるが脱出。撃たれて重傷を負う。暴走した紅い牙とソネットのバトル、タランチュラ出撃、地割れの中にバードとソネットが落ち、協力して脱出、のところで終了。
 つまり原作の第一部をほぼそのまま忠実にアニメ化したという内容だった。
 作画は……アレとかアレみたいに途中から別人かよ、と思うようなひどさは無かった。ただ、動画の枚数が抑えられているらしく、せっかくの柴田先生の絵にかなり忠実な人物のアップが紙芝居状態。超能力バトルするんだし、ランは狼少女の身体能力なんだから、もっとキャラが動いてもいいはずなんだけどなあ。
 まあ、作画は原作通り、ストーリーもほぼ原作通りなので、これを見た結果キャラのイメージが崩壊したり、ブルーソネットの世界観と矛盾をきたすようなことはない。しかし言い方を変えれば忠実過ぎ無難に纏めすぎで原作マンガに色塗ったのとあんまり変わらんとも言えるわけで、その意味ではアニメにする意味あったのかしらと思わないでもなく……やっぱり動画の枚数だよねぇ問題は。

 こちらは、「ふしぎの海のナディア」のネモ船長。補給のために島に上陸しようとしているところ。

ネモ船長

 なーんかどっかで見たような感じだなあ、と思って考えてたら、ああ、コレだわ、と。
 「トップをねらえ!」のガンバスター。確か初登場のシーンだったかと。

ガンバスター

 ヱルトリウムとかヱクセリオンとか、いろいろトップの方からネタ持って来てるからなあ>ナディア。

ナディア一気見

|2012/5/6(日曜日)-02:30| カテゴリー: MOBILIS IN MOBILI, アニメ関連
| コメントする

 GWなので「ふしぎの海のナディア」を一気見。実は放映当時には仕事の都合で見てなかったのだが見ておかなくてはと気にはなっていた。当時買ってたアニメージュの女性キャラ人気投票でナディアとナウシカの一騎打ちが長く続いていたし。

 話の方は、アトランティス人がてめぇらの都合で地球に来て人間作るとか生命いじくり回した後、仲間割れのクーデターで勝手に国が滅んだ後もその後始末で元王様と元宰相が埋もれた超兵器を掘り起こしてまでドンバチやりはじめて世界中大被害という、全地球規模の壮大なとばっちり話だった。
 海底二万里が原案ならもっとノーチラス動かしてほしかったし、ネモ船長の描写も欲しかったなあ。実は見てるとすさまじくおちゃめな船長。無人島編はえらくダレてるようなあ、と思ったが、wikipediaを見たら、スケジュール遅延により捨てる回を作ったと書かれていて納得。

 ネモ船長、ノーチラス号は軍艦ではないから自分を艦長と呼ばず船長と呼べ、と言い張るが、前半のノーチラス号は宇宙船「第二世代型惑星間航行用亜光速宇宙船ヱルトリウム」を改造したもので、しっかり武装している。魚雷撃ちまくっておいて軍艦ではないとするのはいささか無理があるような。それでもまあ普通の宇宙船だから百歩譲ってその主張を認めるとしよう。
 しかしだ。撃沈されたあとアトランティスの設備で助かり、Ν-ノーチラス号を発掘して再稼働させるのはいいが、こいつに至っては元の正式名称が「第四世代型超光速恒星間航行用超弩級万能宇宙戦艦ヱクセリヲン」で、どう言い訳しても軍艦でしかないわな。しかも、ジャンに訊かれて「(元のノーチラス号の)生まれ変わった姿だ」ともったいつけてたけど、名前を継承しただけで、元のが大破して残ってないから掘り出した方に乗り換えただけだし……。造形はかっこいいのに出てきたと思ったらすぐ壊れて動かなくなってしまって残念な宇宙戦艦。登場が本当に終盤だから仕方ないんだけど。
 ネモ船長はアトランティス人の国タルテソス王国の国王だったのに、宰相ガーゴイルのクーデターと世界征服を阻止しようとして超兵器「バベルの光」を暴走させた結果タルテソス王国が滅亡する。ちょっとは手段を選ばんかい王様。
 ガーゴイルはというと「下等な人間どもめぇ」で態度は終始一貫してたが最後の最後にガーゴイル自身がアトランティス人でなくて人間だったことが判明するというオチ。最後にブルーウォーターが光り始めたとき、ネモが、その光の中ではアトランティス人しか生きられない、とガーゴイルに警告しているところを見ると、ネモ船長、とっくの昔にガーゴイルがアトランティス人ではなく人間だということを知っていた模様。国王と宰相の関係なんだから当たり前か。だったら先にネモが「お前人間な」って言っておけば、「人間はアトランティス人が支配するんだだだっ!」という理由でガーゴイルが世界征服を企むことなんかなかったんじゃないの。それを言わずに生き残りを集めてノーチラス号でガーゴイルと戦うって、元国王として元宰相の暴走にけじめつけようって腹づもりというか、むしろ他を巻き込んででも正面からシバキたいと思っていたとしか……。
 普通に考えると潜水艦を宇宙に上げても動けないだけで壊れはしないが、宇宙船を海に沈めたら圧壊するわけで、初代ノーチラスについては改造の方向を間違っているような。まあそのへんは宇宙から来たアトランティス人の超科学があるので良しとするんだろうけれど。
 と、まあ、やらかしてくれることがいろいろとアレな髭のおっさんのおちゃめキャラだった。

 もともと、小学生の頃からヴェルヌの「海底二万里」はかなり好きな作品だったし、ネモ船長(ヴェルヌの原作の方)は嵌まってたキャラだったから、アニメを見てそっちを思い出した。で、もう一度オリジナルを読みたいのでヴェルヌの小説の文庫本をamazonでぽちってみたり。

 ついでに、海底二万里の設定その他を借りて「リーグ・オブ・レジェンド」という映画(オリジナルはアメコミ)があると知ってそっちのビデオも入手して見たら、こちらは原作(続編)の設定が活かされていた。原作(続編)のネモ船長はダカール大公つまりインド人の王族で、イギリスの植民地支配から祖国インドを解放する戦いをするということになっているので、たっぷりの黒髭にターバン姿。えらくキレのある体術の持ち主で、操艦よりも格闘技の方が得意そうという意外な演出になっていた。

 こうなってくると他の作家が何を書いてるか気になって、ウォルフガング・ホールバインのオペレーション・ノーチラスの翻訳の方を注文してみた。これも海底二万里のパスティーシュということで以前から気になっていて、原著は全巻手元にあるんだが、英語じゃなくてドイツ語なもんで、読むのに時間がかかって仕方が無い。先を知りたくて翻訳も買った私はただのヘタレだなあ(汗)。

 万能戦艦に過去のよく分からん艦長が乗ってて冒険しながらレジスタンスをやる、って設定はキャプテンハーロックも同じ。ハーロックもヴェルヌの換骨奪胎と思っていいのかしら。

 まあ、いずれにしても海底二万里のシチュエーションはそそるものがある。いずれ何かアイデアが出せたらパスティーシュ書きたいなあ、と思いつつ……。

【追記】
 再放送のおかげで最近の感想サイトばっかり上の方に来るようになってしまったのだけど、本放送のあたりでいろいろ調べたファンの方のサイトのメモ。
http://www.yukkun20.com/nadia/index.html
http://chara.s17.xrea.com/
 元ネタなどはこちらを探すといろいろ出てくる。

無限のリヴァイアス

|2012/2/27(月曜日)-21:56| カテゴリー: アニメ関連
| コメントする

 ちょっと前に中古でまとめて買った「無限のリヴァイアス」をやっと全部見ました。放映当時は、途中からしか見ていなくて、後からムック本を買ったものの、前半が気になっていました。
 群集劇というのもなかなか面白かったです。見直してみて一番変わったのは、相葉昴治への評価かな。最初はえらく無能なヤツ、だったんですが、見直してみるとそうでもないなぁ、と。

 アニメーターの荒木伸吾氏が亡くなりました。急性循環器不全だそうです。どうやら訃報が出たのはフランスのサイトの方が先で、その後イタリア語のサイトに出て、日本の方が遅れました。http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/02/kiji/K20111202002155560.htmlによると、

アニメ監督の荒木伸吾氏死去…「ベルばら」など手がける

 荒木 伸吾氏(あらき・しんご=アニメーション監督)1日午前1時21分、急性循環不全のため東京都板橋区の病院で死去、72歳。名古屋市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻博子(ひろこ)さん。後日、お別れの会を開く予定。

 テレビアニメ「ベルサイユのばら」「聖闘士星矢」など、多くの作品の作画監督やキャラクターデザインを手掛けた。
[ 2011年12月2日 14:21 ]

ということです。
 ただただ残念で悲しいです。

 私が荒木さんの絵に出会ったのは、多分、グレンダイザーだったと思います。最初は見てなくて、リアルタイムでは3話から見始めました。
 これは、5話からです。
 一人で研究所のヘリポートに佇み月を見る大介。後から来て大介を支える宇門博士。月明かりに照らされる二人。

D05 01

 自分のせいで地球が攻撃されると悩む大介に対し、戦うのを止めて逃げても問題は解決しないと諭す宇門。

D05 02

 この演出と超絶美しい作画が鮮烈でした。
 その後の観測室の二人。
D05 03

 荒木監督の回は、動きも鋭いし、緊張感のあるシーンまでもが美しいんですね。警報装置を鳴らすだけのシーンがものすごくきれい。

D44 01

 そしてゲストキャラまでみな美形。キリカと兄です。レギュラーメンバーを張れそうな美しさ。

D63 01

 そして、グレンダイザー後半登場のマリア。荒木監督のこの絵が後半をどれほど引っ張ってくれたことか。

D63 02
 甲児君も整った顔立ちで描かれます。かっこいい甲児君はたくさん登場するのですが、成長ぶりがめざましいのは何と言っても72話でしょう。所長が止めたのを知った上で大介をルビーナに会いに行かせ、自分はその背後で大介を守ります。威勢の良かったZの頃からの成長ぶりがわかり、やはりマジンガーシリーズは甲児君の成長物語でもあるのだと気づかせてくれるシーンです。

 D72 01

 大事なシーンを、美しい作画で盛り上げてくださった荒木監督、お疲れ様でした。そして、楽しい時間をありがとうございました。当時はまだビデオが無かったから、テレビを見終わった後、何度も絵を思い出しシーンを頭の中で繰り返し再生しておりました。子供の頃のあの時間は、今でも私の宝物です。
 まだまだご活躍なさると思っておりましたので、大変残念ですし、悲しい気持ちでいっぱいです。心よりご冥福をお祈りいたします。

ものすごい事になってるなw

|2011/7/10(日曜日)-15:02| カテゴリー: アニメ関連
| コメントする

 麻薬撲滅に役立ったり中国にダメージを与えたりって……。
http://twinklestars.air-nifty.com/sorausa/2010/10/post-7451.html

 宇宙大帝ゴッドシグマのDVD-BOX購入。視聴開始。

 主人公の壇闘志也が冨山敬さんで、デュークの面影のある2枚目ヒーロー声で今度は熱血キャラを演じている。風見博士の声は、ガンダル指令をやった冨田耕生さん。ミナコ・マルチーノが吉田理保子さん。
 キャラデザが新谷かおるで、ファントム無頼のキャラがアニメになって動き回っていてなかなか楽しい。ファントム無頼の方では栗原さんが好きだったんですが、そっちのイメージ通りのエンジニア兼パイロットキャラでジュリィ野口として登場していたので納得。
 戦ってる時の音楽を聞いてたら、あれ、何か聞き覚えがある……これはガッチャマンFだ。確認してみたら、音楽は筒井広志さんでした。同時期に作っておられるのでやっぱりコード進行とか似ちゃったんだろうなあ。

 前から気になっていた機動戦艦ナデシコのDVDを中古で手に入れて一気見し終わった。

 劇中劇で「ゲキ・ガンガー3」という70年代ロボットアニメが登場して重要な役割を果たす(笑)。ナデシコ側にも熱烈なファンが多いが、戦ってる木連は何と「ゲキ・ガンガー3」を国是にしているという……。
 ナデシコクルーが、ゲキ・ガンガー3のTV版総集編と劇場版を見に行くというスペシャル映像まで作られていた。設定的には、(ゲッターロボ+グレンダイザー)÷2といったところだが、グレンダイザーのナイーダの回の最後のシーンとか、デュークとナイーダが手を繋いで走っている止め絵のぱくりとかが続出し、妙に荒木さんの絵に似せていた。若手のスタッフ頑張ってるなあと思いながら特別版のスタッフロールを見たら、小松原さんと荒木さんが両方とも登場しててのけぞった。似てるんじゃなくて本物登場かいっ!おまけに、ゲキ・ガンガーの主題歌うたってるのささきいさおさんだし。操縦者の名前がケンにジョーだし。スタッフ遊びすぎだこりゃ……。