iPad(64GB WiFiモデル)を買ったのですが、使いこなすのによさそうなアプリをいくつか入れたのでメモしておきます。
 私の場合、iPhoneとiPod Touchも持ってて、スケジュール管理やアドレスの管理はほとんどそちらでやっているので、iPadについてきたアプリは、SafariとApp Store以外ほとんど使っていません。
 私の環境は、パソコン側はMac OS 10.6で、お部屋はWiFi完備です。世間ではGoogleDocsやGoogle Calendarで情報を管理して、パソコンでもモバイルでも同期、というのが流行ってるようですが、私は、外にデータを出すのがイヤなので、手元のパソコンとの同期に重点を置いてソフトを選んでいます。また、既にiPod Classicを使っているので、iPadを音楽プレーヤーとして使う予定はありません。
 なお、「自炊」とは、手持ちの紙の本を裁断してスキャナで取り込んでpdf化することをいいます。これができると、部屋に積んである本を減らせるので、部屋が広くなるはずです。

  • iMemGraph
     メモリ解放アプリです。ダウンロードして115円払うと、開放機能が付きます。いろんなアプリを動かしていると、メモリを食われて不安定になったり、アプリが途中で終了したりします。そうなったときに開放を行うと、また安定して動くようになります。必須アプリだと思います。
  • i文庫HD
     青空文庫リーダー。昔の著名な小説などを大量に無料で読めます。青空文庫リーダーは他にもあるのですが、これまでに出ている本を全部まとめてダウンロードしておけるのでこれにしました。ダウンロードしておけば、ネット接続できないところでも読書を楽しめます。「自炊」したpdfファイルなども読めるようです。
  • CloudReaders
     pdfファイルのビューアのつもりで買いました。主に「自炊」目的です。iTunesからファイルを転送できます。
  • iFiles
     さまざまな形式のファイルを転送してiPadで閲覧するアプリ。iTunesからファイルを転送できます。GoodReadersと似たようなソフトです。
  • GoodReader
     さまざまな形式のファイルを転送してiPadで閲覧するアプリ。iTunesからファイルを転送できます。GoodReaderUSBという、パソコン側のソフトを使って転送することもできます。
  • FileMaker Go
     パソコン側でファイルメーカーを使って本の管理をしているので、そのデータを持ち歩きたくて買いました。ただ、実際にはiPhone版の方が持ち歩きには便利です。本屋で手持ちの本リストを確認できると、重複して購入することを防げますし、コミックスなど何巻まで買っていたかチェックできます。ただ、ファイルメーカーのユーザーでない人にはお薦めしません。値段も高めですし……。
  • iTextPad
     テキストエディタです。青空文庫フォーマットも読み込めて、青空文庫方式のルビの表示もしてくれます。縦書き表示ありです。ただし入力は横書きのみです。iTunesでファイルのやりとりができます。ファイルフォーマットはテキストファイルのみ扱えます。
  • WhiteNote
     手書きでメモがとれて、キーボードからも入力できて、写真を貼りつけたり、読み込んだpdfを貼りつけたりできます。作ったファイルはメール送信やDropBoxにも送れますが、pdfにしてiTunesからパソコンに持ってこれます。
  • メモ+HD
     買ったときについてきたメモソフトを置き換えるならこれ。パソコン側に無料のメモ+をインストールしておけば、WiFiで同期をとることができます。また、URLやメールアドレスを書いておくと、iPad側では自動的にリンクにしてくれるので、大量にあるブックマークをテキストにしていれておくと、パソコンと同じように普段巡回しているサイトを回ることができます。
  • SketchBook Pro
     お絵かきソフトです。いくつかレイヤーがつかえて、フォトショップ形式で出力できます。簡単に描いて、iTunes経由でパソコンに転送し、後でゆっくりペンタブをつないで仕上げる、といった使い方が可能です。指先でもお絵かき可能ですが、ペン位置が定まらないのであくまでもラフ画描き用で、もうちょっと精密に書くならタッチペンを購入した方がよさそうです。
  • Adobe Ideas
     アドビが出しているベクター方式のお絵かきソフト。指でなぞるとベクター変換でなめらかな線を描いてくれます。勝手に修正されるので、お絵かき用途というよりは、やっぱり簡単なアイデアを書くものかなあ。普段の自分の線で描くのが逆に難しい感じです。書いたファイルはメールで送れます。というか、メール以外では送れません。無料なので試しに入れて遊んでみいるところです。
  • neuNotes
     お絵かきソフト。確か、何か別のソフトで、コメントを付けるのにこれを使うことになっていたのでいれておくことにした。無料。作ったファイルはpdfやpngなどにしてメールで送るか、ツイッターに貼り付けることができる。
  • iNotePad HD
     RTFファイルの編集ができるという、iPadのメモには珍しい機能があるので買ってみたが、どうやら日本語対応していないみたいです。ファイルはメールに添付して送る方式で、テキストファイルとRTFの2つが送られるが、日本語入力した場合、RTFファイルは空っぽなんですよ。日本語で使うなら様子を見た方がよさそうです。
  • AppBank
     iPhoneやiPadアプリの新作情報や値下げ情報を毎日提供してくれるニュースサイト閲覧アプリ。無料。毎日チェックすると、お買い得ソフトを入手できることがあります。
  • iCabMobile
     ウェブブラウザ。Safariは画像のダウンロードができないのですが、こちらは可能です。ウェブサイトからの画像ダウンロードは、GoodReaderからもできます。
  • eWeather
     登録した場所の天気予報を表示してくれるおしゃれなソフト。気温、月齢、一日の予報、週間予報とかを全部出してくれます。
  • TwitBird Pro
     複数アカウントの管理に対応したTwitterクライアント。iPhoneで愛用しているのでiPadにもいれてみました。
  • iStudiez Pro
     大学生向けに授業や宿題や試験のスケジュール管理をする専用アプリです。が、通信教育などで勉強する場合もとても便利そうです。いろいろ勉強中なので使ってみようと思っていれてみました。電子メールでデータファイルをバックアップする方式なので、パソコンとの同期はありません。これだけでiPadで完結しているアプリです。
  • Manuscript
     フィクののプロット制作用にいれてます。パソコンと連携するには、DropBoxかメールしか方法がありません。WiFiで使うならDropBoxの方が便利なので、このためだけにDropBoxを入れています。ファイルの全内容のバックアップはxmlで出力されます。本文は、html、rtf、textで出せるので、パソコンで編集可能です。これで作業の大部分を終えるというよりも、ざっと作って仕上げはパソコン、という位置づけになりそうです。

 ToDoソフトは、Appigo社の「iPad用ToDo」か、「Toodledo」の2択かと。ただ、これ以外に出ている種類も多いので、いろいろ試して自分に合ったものを使うといいかも。私は、iPod Touchでは、「Things」を使っています。GTDソフトでタスク管理できて、パソコンのデスクトップソフトと同期がとれる、という条件で選んだらThingsになりました。iPadをThingsにしてもよかったんですが、重複しても管理が面倒になりそうなので、タスク管理は手帳替わりのiPod Touchだけですることにしました。

 iWork(Keynote、Pages、Numbers)は、画像ファイルを埋め込んだファイルの連携がMacとうまくできないといった話が出ているので、パソコンでの作業を置き換えるのは難しいのではないかと思います。書式指定した文書を作れるということで、Pagesに注目はしているのですが、日本語入力がもう少し改善されるまで様子見中です。

 外部のサーバーにデータを置くアプリ、ということで定番なのがEverNoteです。EverNoteの提供元がサーバーも用意して、そちらにデータを送っておいて同期させる、という使い方をするようです。ただ、私は外部にデータを置くのは好きではないため、使っていません。万が一を考えると別の場所にあるサーバーにデータを送るというのは、バックアップとしては大事なことなのですが……。

 それでも、DropBoxはいれておくと吉かも。WiFiにつながっていれば、とりあえずファイルのやりとりをそこそこ手軽にすることもできます。iPad側のソフトがDropBox対応していれば便利です。ただ、WiFiモデルなので、イーモバのポケットWiFiを使うか、iPad側の3Gモデルを買うかしないと、外出先では、自分が使えるホットスポットを探さない限りリンクができません。

 ゲームは、iPadの方が楽にできますね。特にアクションゲームは、指で画面が隠れる部分が少ないのでプレイしやすいです。しかし、iPad自体が重いので、長時間のプレイには適していません。

 電子書籍も、拡大表示できるので、iPhoneにくらべると読むのが楽です。日本の電子書籍はどうなるかまだわかりませんから、有料のものは個別に買うしかなさそうです。洋書であれば、既にKindleのリーダーが出ています。

 意外に作業効率に影響するのがキーボードです。私は、ワイヤレスキーボードを買いました。ソフトによっては対応がいまいちらしいのですが、iPadのキーボードが表示されると画面の半分近くが隠れることになります。文章入力ではちょっと辛いです。画面が大きくなった分だけ、長文入力も楽になったので、それを活かすためには、やっぱりキーボードが必要です。単3乾電池2本で動くので、エネループの単三電池の予備と、USBにつなげる充電器を買いました。USBにしておくと、外出時に持ち運べて楽ですし、最悪、パソコンのUSBポートからでも充電できます。
 USB充電器としては TUNEWEAR TUNEMAX 4USB CH TUN-PD-000034 TUNEMAX 4USB CHARGERが必須です。iPadは電源を要求するので、iPhoneが充電できる充電器でもダメなことがあります。4ポートあるので、これを1つ荷物に入れておけば、外でもiPadを充電しつつキーボード用電池も充電する、といった使い方ができます。